STEPのインポート/エクスポート機能でECADをMCADにリンク

Altiumは、その統一化したアプローチをさらに強化しました。それはメカ設計プロセスとの間で、ハイレベルで効率的なインタラクションが可能なSTEPファイルのサポートを含むAltium Designerの新しい追加機能です。

技術の進歩は、設計分野の収斂(コンバージェンス)を引き起こします。それには、エレクトロニクス設計プロセスとメカニカル設計プロセス間のハイレベルのインタラクションも含まれ、これにはチームで行う共同作業を容易にするためのシステムが必要となります。先進のSTEP 3Dファイルフォーマットを導入したことにより、Altium DesignerとメカニカルCAD (MCAD) 環境とのリンクが強化され、ECAD/MCAD 3D設計データの自由で正確な交換によりスムースでより効率的な概念から製造までの設計フローが実現します。

3Dデータの次のSTEP

当初はIGESグラフィック交換仕様の後継者として導入されたSTEP (Standard for the Exchange of Product model data) フォーマットは、国際標準化機構ISO 10 303とともに一連の開発段階を経て現在に至っています。

STEPはシステムに依存しないマルチレベルのフォーマットで、メカニカルシステムとエレキシステム間の大量データの交換を可能にします。STEPのインポートとエクスポート機能は、一般的な多くのMCADアプリケーションで利用できます。

Altium Designerを使用すれば、正確で包括的な3次元(3D)モデルデータをMCAD環境との間で受け渡すことができます。Altium Designer 6.6のリリースにより、STEP 3Dフォーマットの部品モデルデータはAltium DesignerのPCB 3Dライブラリファイルに直接インポートすることができます(*.Pcb3DLib, Tools » Import)。これにより、フットプリントやシミュレーションモデルと同様に、3次元モデルが回路図上の部品と関連付けられることになります。基板アセンブリ上の部品を正確に見るには、Altium Designerの3D Viewerを使って行われます。3D ViewerはPCB EditorのViewメニューから起動します。3D Viewerは完全な基板アセンブリをSTEPファイルとしてエクスポートする機能を持っていますので(Tools » Export)、ECADとMCADの設計プロセスを一体化することによりメカニカル設計者とインタラクティブに共同作業をする機会が与えられます。STEPの部品データは、import/visualisation/export(インポート/表示/エクスポート)プロセスを通してSTEPフォーマットで保持されるので、メカニカルデータの正確な寸法が維持されることになります。

STEPモデルと協調して作業を進めれば、部品のボディオブジェクトを使うことにより、Altium Designer内でも部品の形状を定義することができます。これは、ある特定の部品に対してSTEPモデルが利用できない場合や、メカ的に正確なモデルが必要ない場合に理想的です。

Altium Designerを使用すれば、エレクトロニクス設計システムから基板の正確な3次元表現を直接に提供できるので、メカニカル設計者は、エレキ設計の前か、あるいはそれと平行してメカ設計を開始することができます。これは、エレキ-メカ設計プロセスを簡素化し、正確なメカニカル基板データを生成する時間を短縮します。これにより、設計チームは緊密に共同作業を進めることができ、エレクトロニクス製品開発プロセス全体を通して、さらなる効率化を図ることができます。

3次元部品のモデル化工程を見るには、Altium Designerの STEP import/export demonstration videoをご覧ください

エレキ設計分野とメカ設計分野間のより高いレベルの共同作業の詳細については ECAD-MCAD integration をご覧ください