Board Insight Systemでの作業

Board Insight™ は、PCB デザインでの表示、動作をコントロールできるシステムです。 

複雑なマルチレイヤボードは密集しており、ワークスペースを確認するには困難です。Altium Designer の Board Insight システムは、デザインのオブジェクトを容易に表示し、わかりやすくします。必要な表示管理を行うために開発された統合機能からなります。

2D Board Insight は以下の機能があります。:

  • Insight Len
  • Insight Panel
  • Insight Pop-up
  • Heads Up Display カーソル情報
  • Floating グラフィカル画面
  • 強化された Single Layer mode
  • 強化されたオブジェクトの分類

統合された Board Insight は、Single Layer モードと3D ビジュアライゼーション機能を強化します。Single Layer モードで、レイヤ上に何があるか明確に確認することができます。3D ビジュアライゼーションでは、PCB の3D モデル、または断面図を別々のパネルで確認できます。

2D Board Insight System の設定

Board Insight ポップアップメニューを表示するには F2 を押します。

2D Board Insight オプションは、Preferences ダイアログの PCB Editor - Board Insight ページで設定できます。ここでは、Board Insight オプション(ショートカットを通してレンズ形状とサイズ)を設定できます。Lens または Heads Up Display のような Board Insight 機能へ素早くアクセスするには、ショートカットキーを使用します。ショートカットを確認するには、作業中に F2 キーを押します。これにより、Board Insight サブメニュー(View メニューからでもアクセスできます。)が表示されます。

ボードを調べるために Insight Lens を使用

Insight Lens では、ボードの詳細を容易に調査できます。ワークスペースを縮小表示している時、ボード上の詳細を調査し Insight Lens でそれを拡大できます。ズームやシングルレイヤのショートカットを使用して、Insight Lens での作業をより効率的に行えます。 

Preferences ダイアログの PCB Editor - Board Insight Lens ページでその他の Insight Lens 属性やサイズ、形状を設定できます。DirectX が有効で 3D モードを使用している時、rectangular lens 形状のみ可能であることに注意してください。   

Insight Lens での作業は、ショートカットキーやマウス設定を使用することで容易に行えます。この方法により、希望の画面をより素早くナビゲートできます。

ショートカット

機能

SHIFT+M

Insight Lens の on、off を切り換えます。必要な時にレンズを使用します。

SHIFT+N

Insight Lens をカーソルと共に移動するか、カーソルがある位置のボード上に固定するか切り換えます。Insight Lens を新しい場所に移動するには、このオプションを使用します。

SHIFT+CTRL+M

Insight Lens の内容をワークスペースにズームして表示するか切り換えます。 これにより、Insight Lens に表示する詳細を見ることができます。

SHIFT+CTRL+N

Insight Lens はカーソルの中心に移動し、カーソルと共に移動します。

SHIFT+CTRL+S

Insight Lens を Single Layer モード(Preferences ダイアログの PCB Editor - Board Insight Display ページで設定)に切り換えます。現在のレイヤのオブジェクトがレンズに表示され、その他のレイヤのオブジェクトはマスクされるか、または非表示になります。これは、使用している Single Layer モードに依存します。

F2

Board Insight ポップアップメニューを表示します。

ALT+マウスホイール

Insight Lens 内のズームレベルを変更します。

ALT+マウスホイールクリック

SHIFT + CTRL + M と同様に、Insight Lens の内容をワークスペースにズームして表示するか切り換えます。

Heads Up Display データ

Board Insight Heads Up Display

Heads Up Display (HUD) は、PCB ワークスペースのカーソル下のオブジェクトについてリアルタイムで詳細を表示できます。HUD は、カーソル位置、デルタ情報(最後のクリックした位置からの距離)、現在のレイヤやスナップグリッドを確認できます。情報を表示するのはもちろん、表示フォントや色も設定できます。HUD は、画面上のどこかに配置、または、カーソルに追従できます。固定、カーソルに追従するかのモードを切り換えるにはショートカット SHIFT + G を押します。 

ショートカット

機能

SHIFT+H

Heads Up Display の on または off を切り換えます。表示したい時、これを使用します。

SHIFT+G

Heads Up Display をボード上に固定するか、またはカーソルに追従するか切り換えます。Heads Up Display を移動するにはこのオプションを使用します。

SHIFT+D

Delta Origin の座標の表示を切り換えます。delta 座標は、Delta 原点座標から水平 (dx) や 垂直 (dy) 距離を表示します。ボード上で相対的な距離を測定するために Delta 座標を使用します。

INS

Delta 原点を現在のマウス座標にリセットします。Delta Origin から水平、垂直に移動した距離を Heads Up Display に表示できます。この設定は、Preferences ダイアログの PCB Editor - Board Insight Modes ページで設定できます。

F2

Board Insight ポップアップメニューを表示します。

Preferences ダイアログの PCB Editor - Board Insight Modes ページの HUD で表示する情報を設定します。 

PCB Board Insight Mode プリファレンス

このダイアログの Heads Up 欄で表示したい各属性オプションを有効にします。また、フォント設定も調整できます。

Heads Up Display hover モードは、カーソル下のオブジェクトの詳細情報を表示します。

カーソルを移動していて停止する場合、Heads Up Display は Hover mode に切り換わります。追加情報は Hover モードで表示されます。これは、概要、利用できるショートカット、ルール違反、ネット、コンポーネントやプリミティブの詳細を含みます。Preferences ダイアログの PCB Editor - Board Insight Modes ページの HUD Hover モードで設定します。

Board Insight ポップアップモード

Board Insight のポップアップモードは、デザイン違反を検証するために使用します。

Board Insight システムのポップアップモードでは、カーソル下の探しているオブジェクトを確認できます。SHIFT + X または SHIFT + V でポップアップモードを表示します。ここには、カーソル下の全てのコンポーネント、ネットや違反のリストや、リストで選択したオブジェクトのグラフィカル表示を含みます。リストからオブジェクトの編集、セレクト、ズームできます。コンポーネント、ネットや違反グループタイプオブジェクトと同様に、Board Insight ポップアップリストにはパッドやトラックのようなカーソル下にあるプリミティブオブジェクトを表示します。例えば、リストは違反を引き起こしているオブジェクトについて詳細を階層的に表示できます。 

カーソル下の違反についての情報が表示されたポップアップをロードするには、ショートカット SHIFT + V を使用します。SHIFT + X は、カーソル下のネットやコンポーネントについての情報が表示されたポップアップをロードします。

Board Insight パネルモード

Board Insight パネルには、キーを押さなくても内容を更新して(図 9)ポップアップ表示と同じ情報を表示します。パネルにはカーソル下の詳細を表示できます。コンポーネント、ネット、違反オブジェクト上にカーソルを置く時、その情報がパネルにロードされます。一度、情報がパネルに表示されると、カーソルが新しい位置に置かれるまでそれは残ります。パネル上部にオブジェクトのグラフィカルプレビューを表示します。 

2番目の領域には、カーソル下の全てのプリミティブ情報をリスト表示します。ここで、セレクションの状態を変更しそれらにナビゲート、編集できます。コンポーネント、ネット、違反情報をリストに含めることができます。リストからオブジェクトを選択、編集、ズームできます。
パネル下部のオプション(Show Lens オプションを介して切り換えます。)では、カーソル下の領域の 2D 画面をクローズアップできます。また、その他のパネルに 3D Board Insight の詳細を確認するための 3D Board Insight ビジュアライゼーションがあります。  
Board Insight パネルは、他のパネルのように働きます。 - サイズを変更、合成、ワークスペース上にフロートできます。  
パネルの2番目(リスト)の領域を使用している時、以下の表にあるショートカットを利用できます。:

ショートカット / アイコン

機能

ハイライト項目へズームします。ズームレベルは、Preferences ダイアログの System - Navigation ページの Zoom Precision 設定によりコントロールされます。

1つ、または複数の項目のセレクション状態を切り換えるためにクリックします。

項目を編集します。

ALT+Wheel-roll

Insight Lens 内のズームレベルを変更します。

SHIFT+CTRL+S

Insight Lens を Single Layer モードに切り換えます。現在のレイヤオブジェクトがレンズに表示されます。一方、その他のレイヤの全てのオブジェクトは Single Layer モードによって、マスク、または非表示になります。

F2

Board Insight サブメニューを表示します。

Board Insight パネルには、カーソル下のオブジェクトの詳細を表示します。

Visual Pick List

Visual Pick List は、込み合ったワークスペースで正しいオブジェクトを容易に選択することができます。

マルチレイヤの PCB デザインは、互いの Top 上の多くのオブジェクトと共に表示上、込み合ったワークスペースで、見にくくなります。Visual Pick List ポップアップは、オブジェクトのセレクションを容易にします。カーソル下に複数のオブジェクトがある状態でマウスをクリック(または、ダブルクリック)した時、Visual Pick List が表示されます。リストを通してマウスを移動する時、容易に識別できるようポップアップで表示されるようにそのオブジェクトがボード上で選択されます。また、Pick List のオブジェクトは、レイヤによってソートされます。 

Single Layer モード

Single Layer モード機能は Board Insight と統合されました。Single Layer モードは、その他のレイヤの内容を非表示、または暗くして現在のレイヤの内容を表示します。現在のレイヤの内容のみ表示するために他のレイヤ上のオブジェクトを非表示にするだけでなく、Single Layer モードは2つのその他の表示モードがあります。色無しで表示する以外に、画面の他のレイヤデータを維持することができます。その他のレイヤ色をグレースケール、またはモノクロに変更することで、希望のレイヤを見にくくしないで、デザインのその他のオブジェクトの位置情報を保持できます。バックグランドの光度や、グレースケール、モノクロモードのコントラストは、PCB ワークスペースの右下の Mask Level ボタンから Masked Objects FactorBackground Objects Factor スライドコントロールを使用してコントロールされます。 

Single Layer モードを切り換えるには SHIFT + S を押します。以下のいずれかになります。:

Single Layer モードではありません。全てのレイヤ上に全てのプリミティブを表示します。 グレースケール - その他のレイヤ上のプリミティブはグレースケールで表示されます。

モノクロ - その他のレイヤ上のプリミティブは、グレーの同じ影に表示されます。 その他のレイヤを非表示 - その他のレイヤ上のプリミティブは、表示されません。

Single Layer モードは、Preferences ダイアログの PCB - Board Insight Display ページで設定します。デフォルトでは、全ての3つのシングルレイヤ表示モードは有効です。これは、SHIFT + S を押して表示モードを切り換えることができることを意味します。SHIFT + S を押す時、含めたくないモードを解除するためにこのダイアログのチェックボックスを使用します。また、Single Layer モードが有効である時、Mechanical レイヤは表示したままにするオプションを含みます。そのオプションは、View Configurations ダイアログ(ショートカット L)で利用できます。

レイヤの透過

Board Insight システムは、レイヤの透過をサポートします。この機能は、下部のオブジェクトを 通して その他のオブジェクトを見ることができます。レイヤの透過を有効にするには、View Configurations ダイアログの View Options タブの Use Transparent Layers オプションを有効にします。レイヤは、Layer Drawing Order ダイアログ(Preferences ダイアログの PCB Editor - Display ページを介してアクセスした)で定義した順番で描画されることに注意してください。DirectX 9 と Shader Model 3 をサポートしないグラフィックカードについては、Altium Designer に GDI 表示モードを使用することを要求します。Transparent モード(Preferences ダイアログの PCB Editor - Display ページ)で正しく移動するオブジェクトを表示するには、Use Alpha Blending オプションを有効にします。

透過レイヤは、オブジェクト下のオブジェクトを確認できます。

Active Layer のコントロール

PCB Editor は、現在、アクティブになっているレイヤを1つで扱うマルチレイヤ環境です。他のレイヤをアクティブにするには、ワークスペースの下部にある Layer タブでクリックするのはもちろん、CTRL + SHIFT を押しながらマウスホイールを動かして移動できます。現在のレイヤのセレクションは、2D 編集モードにのみ適用することに注意してください。

レイヤを変更するためのショートカットは以下です。:

ショートカット

機能

CTRL+SHIFT+ マウスホイール

次のレイヤ / 前のレイヤ

+ (10キーのプラス)

次のレイヤ

- (10キーのマイナス)

前のレイヤ

* (10キーの乗算キー)

次の信号レイヤ

トラック上に表示されたネット名

その他により効率的に作業するための便利な機能は、トラック上にネット名を表示する (View Configurations ダイアログの View Options タブで設定した) ことです。このオプションは、トラックセグメントごとに一度にネット名を表示するために、または一定間隔で名称を繰り返すために設定できます。ボードで作業している場所ではどこでも、見ている配線が希望のネットかどうかすぐに確認できます。メインデザインウィンドウでトラックにネット名を表示しているかしていないかに関わらず、Board Insight レンズは常にネット名を表示します。

トラック上にネット名を表示することで、配線を容易に "示す" ことができます。 

ネットハイライト

現代の PCB は、密集していて理解するのが難しいです。

複雑な PCB デザインの意味を理解するのは、密集したコンポーネント配置、きつい配線、複数の信号レイヤのため容易でありません。Altium Designer には、配線を検討する手助けとなる多くのネットハイライト機能を含みます。CTRL + Click でボード上のネットをハイライトすることで、下図のようにそのネット以外が暗く表示され、全ての信号レイヤ上で配線を目立たせて表示します。複数ネットをハイライトするには、各ネット上で SHIFT キーを押しながら CTRL + Click します。表示を復帰するには何も無い箇所で CTRL + Click、または、ワークスペース右下の Clear ボタンをクリックします。

CTRL + Click を使用してネットをハイライトする例

ライブハイライト

ネットハイライトは、ネット上でカーソルを移動してハイライト表示できます。この方法は、設定でき、PCB の他の表示に影響を与えない外形のハイライトを使用します。下図は、Altium Designer のライブハイライトを使用してハイライト表示した同じネットを示します。

ライブハイライトを使用してネットをハイライトする例

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ライブハイライト設定オプション

この機能を有効に設定するには、Preferences ダイアログの PCB Editor - Board Insight Display ページの Live Highlighting の項目でコントロールします。有効な時、この機能は*SHIFT* キーを押す時のみハイライトする制限ができます。 

パッドやビアの詳細表示オプション

パッドやビアの詳細オプション

上図のように、Preferences ダイアログの PCB Editor - Board Insight Display ページの Pad and Via Display Options の項目を使用してパッドやビアの詳細表示をコントロールできます。ここでは、パッドやビア情報のフォント、色、背景を設定できます。ストリングは自動で右に表示され、それらを表示するために利用できる領域を最大限にする方向に整列されます。Smart Display Color オプションでは、テキストを容易に確認できるよう良いコントラストにするフォント色を自動で選択します。

注意: 表示モード (DirectX、または GDI) によって、全てのパッドやビアの詳細情報が表示されます。 

ロックしたオブジェクトの表示オプション

ロックしたオブジェクトは、Locked Object Texture によってハイライトできます。

ロックしたオブジェクトをいつ表示するかをコントロールします。

ロックしたオブジェクトをワークスペースでどのように表示するか、表示上、容易に識別できるようコントロールできます。Preferences ダイアログの PCB Editor - Board Insight Display ページの*Show Locked Texture on Objects* の項目のコントロールを使用します。 

注意: Locked Object テクスチャは、DirectX モードのみで利用できます。オブジェクトのロックは、オブジェクトの属性を使用して利用できます。 

3D ボードインサイト

実装されたようにロードしたボードを表示するには、3D モードを使用します。

3D でボードを表示する機能は、製造、実装したオブジェクトとしてボードを表示する機能を強化します。また、3D モードを使用する多くの Board Insight 機能があります。  

3D Visualization Panel では、ボードの断面図のように 3D でボードを表示します。

3D Visualization パネルでは、上図のように断面図や 3D ボード画面を含む 3D 画面を3つ同時に表示します。PCB エディタ画面の2D、または 3D モードのどちらかで作業している時、このパネルを使用して 3D で内部構造を含むボードの状態を検証できます。View»Workspace Panels»PCB»3D Visualization、または Altium Designer の右下の PCB ボタンから 3D Visualization を選択してパネルを開きます。 

3D Visualization パネル画面の内容は、PCB Editor 画面のカーソルの位置に基づきます。PCB Editor 画面の周りを移動している間、SHIFT+F3 を押して 3D Visualization パネルの位置を固定、または固定しないようにできます。 3D Visualization パネルの画面の1つのズーム、または方向を切り換えるには、次の操作を実行します。画面を回転するには Left Drag、ズームするには Right Drag します(これをするには、3D Visualization 画面の実際の画面でクリックします。)。 

パネルの表示/非表示をコントロールするには を使用します。

Relative position in 2D PCB Editor window. Relative position in 3D PCB Editor window.

パネルの Configuration の項目は3D表示設定 (View Configurations ダイアログ [ショートカット L ] で設定) から選択できます。ここでは色や surface opacity をコントロールします。Thickness Scaling スライドコントロールは、PCB の内部を表示している時、レイヤを容易に区別するためにボードの縦軸の縮尺を変更します。縦軸の縮尺を1から100倍まで選択できます。その他のコントロールは断面図に関するものです。

  • Section A-A の項目は、Section A-A (X-軸) 画面を表示します。
  • Section B-B の項目は、Section B-B (Y-軸) 画面を表示します。
  • 3D Board Insight の項目は、3D Board Insight perspective を表示します。マウスの左ドラッグで画面をズームできます。PCB を貫通してPCB 内部にズームできます。画面を回転するにはマウスを右ドラッグします。PCB Editor 画面の現在のカーソル位置を基準に回転します。

注意

  • 3D Visualization パネルを含む 3D 表示モードを使用するには、DirectX 9.0c、またはそれ以降がインストールされている必要があります。また、グラフィックカードは Shader Model 3をサポートするものである必要があります。Altium Designer で DirectX を有効にするには、Preferences ダイアログ (DXP»Preferences) の PCB Editor - Display ページを開きます。右のパネルの*Display Options* 下の Use DirectX if possible を有効にします。 
  • DirectX が有効の場合、Board Insight Lens は常に rectangular 形状です。 
  • カーソルが PCB Editor 画面のボードから外れていても、ボード内部を表示できると言うことを 3D Board Insight 表示で PCB 内部を表示している時、気づくかもしれません。これは、differing perspective、3D Board Insight と PCB Editor 画面間の 3D 位置とズームレベルのために起こります。 
  • 3D Board Insight 表示では、カーソル位置は PCB 内部で表示されません。しかし、内部の PCB perspective からの位置に基づきます。  

FPGA 情報の表示

設計過程中、設計者にプログラマブルデバイスの管理を手助けするために、Board Insight System はユーザーが選択できるピン-タイプ属性に基づいた FPGA コンポーネントピンや接続された配線をハイライトするために拡張されました。 

FPGA ピンと接続された配線は、関連した FPGA コンポーネント情報に従って色を表示できます。

Altium Designer は、FPGA と PCB 設計過程中に使用される FPGA コンポーネントデータを保存します。この情報は、I/O バンク割り当て、I/O ピン、クロックピン、差動ペアピンを含みます。PCB の Component properties ダイアログの Color Overlay モードを選択して、コンポーネントのパッドや接続された配線は上図に示すように範囲内の色でハイライトされます。 

*Color Overlay* モードを設定するには、ボード上のコンポーネントをダブルクリックします。

Altium Designer のコンポーネント ライブラリは、この情報を使用するために設定されます。FPGA コンポーネントの詳細は、コンポーネント ライブラリ名(例えば、XC3S1500-4FG676C。)に基づいたデータベースで調べられます。新規コンポーネントについては、部品は同じデータを含めて同じ方法、または回路図コンポーネントに追加できる NexusDeviceID と言う名称のパラメータのいずれかで名付けられます。それから、Altium Designer は FPGA 部品のデータベース内の新しいコンポーネントを調べることができます。

参照

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