Route ツールパスの表示

ボード設計で routing と言う言葉は、2種類の使用方法があります。様々なネットのノードを接続するためのネットの配線があります。それから、ミリング(ボード内や周りをカットしたり穴を開けるプロセス)があります。配線のミリングタイプは route、または rout として表すことができます。

ほとんどのボードは製造のために面付けします(製造メーカーは面付けのために標準のサイズを使用します)。そのため、そのパネルで利用できる領域を効率良く使用するように複数のボードを配置します。また、同じ銅箔レイヤ(スタックアップ)を共有していれば、パネルは異なるボードを混在して作成できます。これらのパネルは同様に実装プロセスを通して使用されます。 

Altium Designer では、embedded board array 機能を使用してパネルを作成できます。パネルに実際のボードを埋め込むのではなく、オリジナルのボードファイルとリンクできます。そのため、個々のボードを容易に更新しパネルをリフレッシュできます。  

個々のボードをパネルから削除(snap line を定義するために端に切れ目をつける、または各ボードの端にスロットや穴を開ける、またはそれらの両方を混在)できる2つの方法があります。 

パスの表示

一般的に、Rout パスはメカニカルレイヤにトラック(ライン)オブジェクトを配置して定義します。トラックの幅は、rout ツールの直径を定義します。そして、X、Y 座標は rout カッティングパスを定義します。配線されたスロットを調べるには、Board Options ダイアログの Route Tool Path オプションで routing を定義するために使用したメカニカルレイヤを選択します。それから、ボード表示を 3D モード(ショートカット 3 を押します)に切り換えます。 

Board Options ダイアログで rout パス定義を含むメカニカルレイヤを選択。

ボードの表示を 3D モードへ切り換えた後、View Configurations ダイアログ(ショートカット L を押します)を開きます。そして、下図のように Show Route Tool Path オプションを有効にします。 

パスを表示するには、Show Route Tool Path オプションを有効にします。

ボードを 3D モードで表示する時、Route Tool Path レイヤで検出されたトラックとアークはボードでスロットとして表示されます。基板製造メーカーへこの情報を渡す共通の方法は、このメカニカルレイヤのガーバーデータを生成することです。それから、このレイヤが実際の配線データであることを製造メーカーへ指示します。彼らはそのガーバーファイルをミリングマシンで必要なフォーマットへ変換します。

Route Tool Path として適切なレイヤを選択したら、そのレイヤのトラックやアークはスロットとして表示されます。
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