プロジェクト オプション - Error Reporting

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Applies to NEXUS Client versions: 2.0 and 2.1

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マルチボード プロジェクト (後の画像)、およびPCBプロジェクト (前の画像) から開いたProject OptionsダイアログのError Reportingタブマルチボード プロジェクト (後の画像)、およびPCBプロジェクト (前の画像) から開いたProject OptionsダイアログのError Reportingタブ

概要

Project Optionsダイアログのこのタブでは、プロジェクトのコンパイル時にソース回路図ドキュメントに存在する電気的、および図面上の違反に対するレポート レベルを定義できます。プロジェクトをコンパイルした時、これらの違反に関する設定は、Connection Matrixタブの設定と組み合わせて、ソース ドキュメントの違反をテストするために使用します。

Warning (警告)、Error (エラー)、Fatal error (致命的エラー) のレポートレベルに該当することが発見された違反は、違反メッセージとしてMessagesパネルに表示されます。さらに、回路図の表示でコンパイラのエラーと警告が有効になっている場合 (PreferencesダイアログのSchematic - Compilerページで有効化 )、問題のオブジェクトの下に色付きの波線が表示されます。

コンパイルのプロセスは、プロジェクトのネットリストを作成するために不可欠です。実際、コンパイルのプロセスによってデザインの統合データモデルが作成されます。レポートされたエラーは、ネットリスト生成の前に注意深くチェックして解決してください。
Integrated Libraryプロジェクト (*.LibPkg) で作業する際、Error Reportingタブは、Options for Integrated Libraryダイアログ (ここで記述したダイアログのバリエーション) の一部です。このプロジェクト タイプのコンパイルに関係する違反のタイプのみがリストアップされます。
プロジェクトをコンパイルした時、ソース ドキュメントに存在する電気的、および図面上の違反に対する説明については、Project Compiler Violations Referenceを参照してださい。

使用方法

これは、Project Optionsダイアログ内からプロジェクトに関するオプションを設定するときに利用できるタブの1つです。このダイアログを使用するには:

  • 回路図、あるいはPCBエディタでProject » Project Optionsをクリック。
  • Projectsパネル上でProjectエントリを右クリックし、メニューからProject Optionsをクリック。
Integrated Libraryプロジェクトで使用できるのは2つ目の方法のみです。

オプション/コントロール

違反リスト

このリストは、プロジェクトのソース ドキュメントに存在する電気的、および図面上の違反を示します。違反は、以下のカテゴリに分類されます:

それぞれの違反タイプは、以下の欄に分けて表示されます:

  • Violation Type Description - 違反タイプの簡単な説明。
  • Report Mode - この欄は、違反チェックに関連した重大度を指定するために使用します。ドロップダウンを使用して、以下のレポートレベルを選択します:

右クリックメニュー

右クリックメニューから以下のコマンドを利用できます:

  • All Off - すべての違反タイプのReport ModeNo Reportに設定。
  • All Warning - すべての違反タイプのReport ModeWarningに設定。
  • All Error - すべての違反タイプのReport ModeErrorに設定。
  • All Fatal - すべての違反タイプのReport ModeFatal Errorに設定。
  • Selected Off - 選択したすべての違反タイプのReport ModeNo Reportに設定。
  • Selected To Warning - 選択したすべての違反タイプのReport ModeWarningに設定。
  • Selected To Error - 選択したすべての違反タイプのReport ModeErrorに設定。
  • Selected To Fatal - 選択したすべての違反タイプのReport ModeFatal Errorに設定。
  • Default - すべての違反タイプのReport Modeをデフォルトに戻す。
標準の複数選択方法を使用して、複数の違反タイプを選択できます (Ctrl+クリックShift+クリック)。

その他のオプション

  • Report Suppressed Violations in Messages Panel - このオプションを有効にすると、このタブで違反が抑制されている場合でもMessagesパネル内で違反を表示します。
  • Set To Installation Defaults - クリックすると、すべてのオプションをインストール時のデフォルトに戻します。

ヒント

  • Project Options - Connection Matrixタブを使用して、ピン、ポート、およびシートエントリに関する電気的違反のレポートレベルを指定できます。
  • 設計の際に、電気的違反として検出されたくない箇所で検出される場合があるかもしれません。このような状態を防ぐには、No ERCディレクティブ オブジェクトを各箇所に配置します。
  • 一般的に、最初にデザインをコンパイルし、デフォルト設定での警告を調べておくのが良い方法です。現在のデザインにおいては問題とならない警告については、レポートレベルを変更できます。
  • 1つの重要なオプションは、Nets with only one pinです。これは、1つのピンと1つのポートが接続されていて、他のピンに接続されていないシングルノード ネットを検出するために使用できます。これは、デフォルトではNo Reportに設定されていますが、broken netを検出できるようにWarningに変更することもできます。

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