Altium Designer の新機能

Altium Designer 20.0

リリース日: 2020年4月14日 – バージョン: 20.0.14 (build 345) - 更新 5
リリース日: 2020年2月25日 – バージョン: 20.0.13 (build 296) - 更新 4 
リリース日: 2020年2月14日 – バージョン: 20.0.12 (build 288) - 更新 3
リリース日: 2020年1月28日 – バージョン: 20.0.11 (build 256) - 更新 2
リリース日: 2019年12月24日 – バージョン: 20.0.10 (build 225) - 更新 1
リリース日: 2019年12月2日 – バージョン: 20.0.9 (build 164)

Altium Designer バージョン 20.0 のリリースノート

この新しい Altium Designer では、新機能や、ソフトウェアの主要なテクノロジーの改善点があります。また、AltiumLive コミュニティの BugCrunch システムで、お客様が報告した問題点の改善にも取り組んでいます。新機能を追加、既存の機能を改善し、最先端のエレクトロニクス テクノロジーを利用できます。

以前のバージョンから Altium Designer 20.0 へ更新することはできません。新規インストールを行う必要があります。現在のバージョンを使用し続けるか、または Altium Designer 20.0 をインストールして最新の機能を利用するか選択できます。あるいは、双方をインストールして、要件に合うバージョンを使用できます。

まだ、Altium Designer を所有されていない場合、Altium Designer を試してみてはいかがですか? 簡単なフォームを入力して、製品版と同等の機能で15日限定の Altium Designer の評価版をお試し頂けます。技術的な制限無く、Altium Designerを自由に評価できます。以下のリンクをクリックしてフォームを入力してください。そして、より多くの技術者や設計者が他の製品よりAltiumを選択する理由をご自身でお確かめください!

Altium Designer 無償評価版

Altium NEXUS 3.0

Released: 2 December 2019 – Version: 3.0.9 (build 80)

Release Notes for Altium NEXUS Version 3.0

This latest update to Altium NEXUS continues to deliver new features and enhancements to the software's core technologies, while also addressing many issues raised by customers through the AltiumLive Community's BugCrunch system. Along with delivering a range of new features that develop and mature the existing technologies, it also incorporates a large number of fixes and enhancements across the software as a whole, helping designers continue to create cutting-edge electronics technology.

It is not possible to update to Altium NEXUS 3.0 from an earlier version; a new installation is required. You have the choice to continue with your current version, or to install Altium NEXUS 3.0 to access the latest features. You also can have both installed side-by-side and use the version that best suits your needs.

ライブラリ マイグレーターの改善

ライブラリ マイグレーター を大幅に更新し、ファイルベースのコンポーネント ライブラリをサーバベースの 管理されたコンポーネント へワンクリックで変換できます。改善点には、ユーザインターフェースやソースライブラリ解析プロセス(コンポーネント タイプやパラメータの内容を自動で検出する)の導入が含まれます。マイグレーター(簡易モードと詳細モードを利用できます)では、正確にライブラリを移行できるように設定できます。

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回路図の改善

このバージョンでは、いくつかの回路図の改善点があります。動的なコンパイルにより、手動でプロジェクトをコンパイルする必要がなくなり、マルチボードやActiveBOMなどのエディター間で相互に最新情報を反映できます。回路図エディタのグラフィック エンジンでは DirectX を使用し、特に大規模で高密度の回路図で、よりスムーズに素早くパン、ズーム操作を行えます。また、新しい Open All Schematic Documents や  Update Selected from Libraries コマンドにより、設計効率を改善できます。

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新しい PCB デザインルール

2 つの新しい PCB デザインルールは、高速基板の設計に役立ちます。Creepage Distance ルールを使用して、非導電性基板表面での沿面距離の設計要件を満たすことができます。新しい Return Path デザインルールでは、ルールの対象となる信号の上下に、連続した信号のリターンパスがあるかチェックします。選択したインピーダンス プロファイルで設定されているリターン層を使用して、リターンパスをフィル、リジョン、ポリゴン、プレーン層から作成できます。

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PCB テキスト ストリングの改善

このバージョンでは、PCB テキストオブジェクトに関する多くの改善点があります。テキスト ストリングをより正確にコントロールして定義できます。テキスト位置調整(justification)機能を改善し、予測できる位置調整オプションを追加しました。境界ボックス内でストリングを配置するためのより実用的なオプションもあります(境界ボックスのサイズをインタラクティブに変更した時)。

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配線の改善

このバージョンでは、高速設計の対応に重点を置いて、インタラクティブ配線のプロセスを改善する新しい機能を導入しました。新しいpush and shoveエンジンにより、曲線配線の押しのけを対応します。この更新したスムーズ化エンジンにより、押しのけられた配線を曲線形状に再形成できます。既存の配線を再作業する機能も改善し、任意の角度で曲線配線した箇所をスライドできます。スライド中、Propertiesパネル(スライドするコーナーをどのように構成し、既存の配線を処理するかコントロールするためのオプションがあります。)の新しい Interactive Sliding モードを使用できます。これらの機能をまとめると、Snake Route(コーナー曲線で配線中、任意の角度でスムーズに配線)が可能です。これらの改善した配線機能を、新しい伝搬遅延ベースのネット配線長計算で使用すると、物理的な配線長として測定されるのではなく、信号を伝搬する時間に基づいた配線長を監視できます。

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Properties パネルの改善

Properties パネルは、マイナーアップデートを除き、Altium Designer 18.0 以降、ほとんどの部分で同じままです。この機会を利用して、このパネルを大幅に見直しました。最も期待される改善点の1つは、配置された PCB や回路図オブジェクトを編集するために Properties パネル、またはダイアログ(プリファレンスに応じて)を表示する機能です。また、そのパネルのレイアウトを、一部のオブジェクトの新機能やオプションで最適化しました。更に、コンポーネントに関するそのパネルに Part Choices の領域を追加し、価格、入手可能性、その他の情報を1つの便利な場所に表示できます。

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レイヤ構成マネージャの機能強化

このバージョンでは、Layer Stack Manager を強化しました。シングルや差動のコプレーナ伝送線路構造を対応しました(詳細な線幅、ギャップ、クリアランスをコントロールできます)。Layer Stack Manager に内蔵された高速インピーダンス演算器は、配線の形状プロパティのコントロールを改善、また導体表面の粗さを定義する欄を追加し、より正確になりました。

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PCB コンポーネント形状の検出を改善

初期バージョンの PCB エディタでは、コンポーネントの境界ボックスは、全てのコンポーネント プリミティブを囲む最小の四角形で定義されました(四角形以外のコンポーネントの選択、衝突チェックが困難だった方法)。このバージョンでは、Component Courtyard レイヤを使用して、コンポーネント形状を正確に定義できます。この形状は、セレクションと衝突チェックに使用されます。

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マルチボードの改善

Altium では、ユーザの生産性を向上させるために、より幅広いソフトウェアになるよう努力しています。このバージョンでは、マルチボード プロジェクトに関する多くの改善点や機能強化があります。Altium Designer 20.0 では、マルチボード プロジェクトへ BomDoc を追加し、アセンブリ全体の BOM を生成できます。これにより、アセンブリで各 PCB の BOM を生成する必要は無くなります。その他の改善点は、BOM の新しい特別なパラメータ、部品表の出力、マルチボード アセンブリ ドキュメントを PDF3D でエクスポートする機能があります。

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インポーターの改善

Altium Designer 20.0 では、いくつかのインポーターの改善点が含まれています。これらの追加や機能強化により、効率的で包括的なインポートを行えます。Allegro、EAGLE、Mentor Expedition、OrCAD、 PADS インポーターを強化し、新しい機能を追加、またレイヤマッピングが可能です。

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Draftsman の機能強化

このバージョンでは、Draftsman の機能を強化しオブジェクトをより正確に定義できます。機能の1つとして、Draftsmanドキュメントを .dxf 形式でエクスポートする機能があり、ベクタ形式でエクスポートできます。また、Drill Table オブジェクトの Properties パネルに Columns タブを追加し、General タブを整理しました。また、このバージョンでは、カスタムテーブルの行の高さを定義する機能も含まれています。これにより、読みやすくなり、要求に合わせてテーブルオブジェクトをカスタマイズできます。

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新しいシミュレーションの対応

このバージョンでは、Altium が開発した高度な新しい SPICE シミュレーション エンジンを導入し、回路シミュレーションの新しい時代を紹介します。変更したエンジンでは、パフォーマンスが向上し、Altium Designer でのデジアナ混在回路シミュレーションの将来的な開発の基礎となります。新しいシミュレーション エンジンと、その主要なアルゴリズムにより、以前より数倍パフォーマンスが向上し、ソリューションの収束、精度、信頼性が大幅に改善されています。

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MCAD CoDesigner の改善

このバージョンでは、MCAD CoDesigner の改善点が含まれており、リジッドフレキシブルを対応、また MCAD 側からコンポーネントを配置できます。

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Viewer ライセンスを取得する機能

Altium Designer 20.0 では、AltiumLive アカウントへサインインしアクティブなライセンスを使用していない時、Altium Designer を Viewer モードで使用できる機能を追加しました。Altium Designer Viewer ライセンスは、AltiumLive アカウントを持っている方はどなたでも使用でき、ライセンス、またはサブスクリプションは必要ありません。ライセンスは、License Management ページからライセンス認証できます。

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その他の機能強化と改善点

上記の主要な更新と共に、このバージョンでは、既存の機能が洗練、改善されています。フォーラムのイードバックや Altium の BugCrunch システムに基づいて、このバージョンでは、40種類の機能強化があります。

 

これらの改善点は以下です:

  • スマートPDF出力を更新し、ある回路図シートから他の回路図シートへのプロジェクト ナビゲーションを対応しました。
  • 回路図が存在しない時の BOM レポート出力を追加しました。
  • fractal (stacked) パネルを有効/無効にできる新しいオプションを追加しました。
  • コンポーネント タイプを1つ(指定したコンポーネント タイプ)へ統合する機能を追加しました。
  • Components パネル の検索結果を改善しました。
  • Open Project ダイアログ を機能強化し、プロジェクトを開かないでプロジェクトを検索したり、詳細情報を表示できます。
  • 基板上、またはライブラリで全てのフットプリントへ .Designator のスペシャルストリングを追加する新しいコマンドを追加しました。
  • PCB エディタの Jump to Location ダイアログへ相対座標のオプションを追加しました(絶対座標、または現在の座標からオフセットしてジャンプするか選択できます)。
  • PCB Rules and Constraints エディタへ Search 欄を追加しました。
  • Unused Pad Shape ダイアログの新しいオプションにより、パッドとビア双方に変更を適用できます。また、パッド、またはビアを基板に追加した時、コマンドを再適用できます。
  • Board Report ダイアログに新しい Copper Area オプションを追加しました。これを使用して、各銅箔レイヤにある銅面積をメートル系、インチ系、パーセンテージでレポート出力できます。
  • PCB オブジェクトの種類とレイヤごとに透過表示を設定する機能を復活しました。

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