KB: PCBレイアウトの複製時に発生する「ピン接続の欠落」エラーの解決方法
解決方法の詳細
ピン接続の欠落エラーにより複製が停止する
PCBレイアウトの複製を実行すると、処理が停止し、"Missing pin connection"エラーが表示されることがあります。場合によっては、ハイライトされたピンがネットに接続されているように見えるため、問題の特定が困難になります。このエラーは、選択したソースブロックに一致する有効なターゲットブロックを複製ツールが見つけられないことを示しています。
ソースブロックとターゲットブロックは一致している必要があります
PCBレイアウトの複製機能は、フラットなPCB設計内の繰り返し回路を対象としています。複製を正常に実行するには、ソースブロックとターゲットブロックに同一のコンポーネントと接続構成が含まれている必要があります。ソースの選択範囲にターゲットブロックには存在しないコンポーネントが含まれている場合や、ターゲットのコンポーネントが欠落している、または未配置の場合、複製処理は同等の接続構成を確立できず、ピン接続の欠落に関する警告を表示します。
複製されるのは、ソースの選択範囲に含まれるオブジェクトのみです。選択範囲に含まれていないオブジェクトは、ターゲットブロックに転送されません。マルチチャネル設計では、繰り返し配置されるコンポーネントは、回路図のリファレンスデジグネータを使って照合されます。例えば、物理デジグネータがC5-1のコンポーネントは、回路図のリファレンスデジグネータC5を共有しているため、C5-2およびC5-3と対応付けることができます。
複製前にブロックの整合性を確認する
- ソースの選択範囲に、すべてのターゲットブロックに存在するコンポーネントのみが含まれていることを確認します。
- ソースブロックとターゲットブロックの回路図上の接続構成が同一であることを確認します。
- すべてのターゲットコンポーネントが回路図から同期され、PCB上に配置されていることを確認します。
- フットプリントの割り当ての欠落や無効な割り当てを解消します。
- クロスセレクトまたはクロスプローブを使用して、回路図とPCBの接続構成を比較します。
- マルチチャネル設計では、Copy Room Formatsを使用して、繰り返しチャネル間で配置と配線を反映します。
- 繰り返し回路間で、回路図のリファレンスデジグネータに整合性があることを確認します。
設計を検証して複製を実行する
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ソース回路とターゲット回路を比較します。
ソースブロックで選択したすべてのコンポーネントと接続が各ターゲットブロックに存在し、接続構成が同一であることを確認します。
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回路図とPCBを同期します。
Design » Import Changes from Schematicを選択してECOを完了し、すべてのコンポーネントと接続の更新がPCBに転送されるようにします。
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コンポーネントの配置とフットプリントを確認します。
すべてのターゲットブロックのコンポーネントがPCB上に存在し、有効なフットプリントが割り当てられ、利用可能であることを確認します。
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マルチチャネル設計でPCBレイアウトの複製を使用する場合は、リファレンスデジグネータの対応関係を確認します。
繰り返し配置されるコンポーネントが、想定される回路図のリファレンスデジグネータのパターンに従っていることを確認します。例えば、C5-1は、C5-2、C5-3、および同じ回路図のリファレンスデジグネータから派生した他のインスタンスに対応している必要があります。
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ソースブロックを慎重に選択します。
PCBレイアウトの複製を開始し、繰り返し回路に属し、かつすべてのターゲットブロックに存在するコンポーネントとオブジェクトのみを選択します。
操作パス:Tools » PCB » Layout Replication
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PCBレイアウトの複製を実行します。
検出されたターゲットブロックを確認し、適切なブロックに複製を適用します。
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マルチチャネル設計では、ルームフォーマットのコピーの使用を検討します。
設計で繰り返しチャネルとルームを使用している場合は、Tools » PCB » Rooms » Copy Room Formatsを選択して、配置と配線を反映します。
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最終検証を行います。
複製されたレイアウトを確認し、すべての複製先ブロックについて、コンポーネントの配置、接続構成、およびリファレンスデジグネータの対応関係を検証します。
補足事項
- ターゲットブロックには、選択したソースブロックと同じライブラリから配置された同一のコンポーネントが含まれ、接続構成も同一である必要があります。
- ソースの選択範囲に含まれていないオブジェクトは複製されません。
- マルチチャネル設計で繰り返し配置されるコンポーネントは、回路図のリファレンスデジグネータによって照合されます。
- PCBレイアウトの複製を実行する前に、必ず回路図からPCBへの同期を完了してください。
- フットプリントの欠落や未配置のコンポーネントがあると、ターゲットブロックが正しく検出されないことがあります。