強化された3Dモデルとエクスポートサポート（新機能の要約）

多くの設計者にとって、ECADとMCADの設計環境間の緊密な連携は不可欠です。Altium Designerは、SolidWorksやParasolid形式のファイルをインポートできる他のMCADツールとの連携を以下の方法でサポートしています：

拡張モデルサポート

3次元のコンポーネントモデルは、Altium Designerの3D Bodyオブジェクトから作成することもできますし、3DモデルをPCBエディターやPCBライブラリエディターの3D Bodyオブジェクトにインポートすることもできます。

Altium Designerで使用できる3Dモデル形式は以下の通りです：

• Altium Designer 3D Bodyオブジェクト、これらを配置して必要なコンポーネント形状を構築します。
• STEPモデル - *.Stpおよび*.Step（203 & 214形式）

MCAD Co-Designer: SOLIDWORKS® 拡張機能がインストールされ、ライセンスが付与された後、以下の3Dモデル形式も使用できます：

• SolidWorksパーツ - *.SldPrt（2015形式まで）
• Parasolidモデル - *.x_t および *.x_b（V27まで）

汎用モデルのサポートは、3Dボディダイアログでモデルを選択する際に、STEP、Parasolid、またはSolidWorks形式のモデルを含むようになりました。

拡張モデルおよびParasolidエクスポート機能の有効化

SolidWorksおよびParasolid形式のモデルのサポート、およびParasolid形式のエクスポートは、MCAD Co-Designer: SOLIDWORKS®拡張機能をインストールすることで有効になります（DXP » Extensions and Updates）。また、通常のAltium Designerライセンスと共に有効になるMCAD Co-Designer - SOLIDWORKS (R)ライセンスも必要になります。

3Dでエクスポート

完成したPCBデザインは、以下の形式でエクスポートできます：

• STEP 3D
• Parasolidテキスト形式（MCAD Co-Designer: SOLIDWORKS®拡張機能がインストールされ、ライセンスされている必要があります）

必要な出力形式をFile » Exportメニューで選択します。どちらの形式もサポートされているモデルの種類をすべて出力できるので、ボードは3Dボディ、STEP、Parasolid、SolidWorksモデルの任意の組み合わせを使用できます。

Parasolid形式でエクスポートされた基板が、CAD Exchangerで表示されています。エクスポートに銅が含まれていることに注目してください。

銅のエクスポートサポート

Parasolid形式でPCBを3Dエクスポートする場合、今では銅もエクスポートに含めることができます。

左側はAltium Designerで表示されたトップレイヤーの銅、右側はParasolidファイルがSolidWorksにインポートされた後の様子。

Export OptionsダイアログのCopper Export Optionで必要に応じて有効にしてください。銅を含めると、非常に大きなファイルが生成され、お好みのMCADツールに読み込むのに長い時間がかかることがありますので注意してください。

Parasolidエクスポートは、エクスポートされたファイルに銅を含めることをサポートしています。