No Mated Part

現在、バージョン 18.0. をご覧頂いています。最新情報については、バージョン No Mated Part の 21 をご覧ください。
 

親カテゴリ: 一組の部品に関連する違反

デフォルトのレポートモード:

概要

この違反は、デザイン内でモジュールエントリーが別のモジュールと接続されていないときに起こります。

マルチボード設計プロジェクトに関連するコンパイラ違反は、プロジェクトのマルチボード回路図ドキュメント (*.MbsDoc) からエレクトリカル ルールチェックを実行した後にのみ表示されます。これは、メインメニューからDesign ≫ Run ERCコマンドを選択して実行します。

通知

回路図でコンパイラerrorとwarningを表示するように設定している場合 (PreferencesダイアログのSchematic - Compilerページで有効化)、問題のオブジェクトの下に色付きの波線が表示されます。オブジェクトにマウスを合わせると、違反を要約したヒントがポップアップ表示されます。Messagesパネルには、以下の形式の通知が表示されます:

Part "<ConnectorDesignator>" (Entry <EntryDesignator>) doesn't have Mated Part in "Module <ModuleDesignator>(<ChildProjectName>)"

上記は、以下を示します:

  • ConnectorDesignatorは、参照されている子プロジェクトにあるコネクタコンポーネントのデジグネータです。
  • EntryDesignatorは、問題のモジュールエントリのデジグネータです (参照されている子プロジェクトの基礎となるコネクタを反映し、同期します)。
  • ModuleDesignatorは、子設計プロジェクトを参照するために使用される、マルチボード回路図上のモジュールのデジグネータです。
  • ChildProjectNameは、モジュールが参照する子プロジェクトの名前です (拡張子を含む)。

推奨する解決策

問題のモジュールエントリが、ターゲットモジュールの必要なエントリに接続されていることを確認します (子基板上のコネクタと、他の子基板のコネクタを接続します)。接続のタイプを選択し、2つのモジュールエントリ間を配線します。以下の接続タイプを利用できます:

  • Direct Connection (直接接続) - 直接接続は、ボード上のコネクタを物理的な接続 (ワイヤ、ケーブル、あるいはハーネス) を用いずに、他のボードのコネクタと直接、接続するときに使用します。
  • Cable Connection (ケーブル接続) - ケーブルは、マルチボードシステムにおいて、各基板のコネクタにケーブルを差し込むことにより、2つの基板間のネット信号の経路となる物理的な接続手段です。
  • Wire Connection (ワイヤ接続) - ワイヤは、マルチボードシステムにおいて、各基板のコネクタにワイヤを直接、取り付けることにより、2つの基板間の単一信号の経路となる物理的な接続手段です。ドキュメント上では1本のワイヤが配置されますが、実際には、2つの基板のコネクタ間で交信される信号/ピン数により、複数のワイヤが使用されることもあります。
  • Harness Connection (ハーネス接続) - ハーネスは、マルチボードシステムにおいて、各基板のコネクタにハーネスを差し込むことにより、2つの基板間のネット信号の経路となる物理的な接続手段です。

 

注記

利用できる機能は、Altium Designer ソフトウェア サブスクリプション のレベルによって異なります。

Content