ポリゴンの改善(AD15.1)

ポリゴンは、ほとんどのボードデザインで標準のオブジェクトです。これは、Clearance デザインルールに従って、既存のオブジェクトの周りに銅箔のベタ領域を作成し、Polygon Connect Style デザインルールに従って、同じネットのオブジェクトへ接続できます。

このバージョンで、以下のポリゴンに関する機能を改善しました:

  • 自動でポリゴン名を設定
  • 依存するポリゴンのチェック
  • インタラクテイブにポリゴン構築順を操作するコマンド

ポリゴン名の自動割り付け

以前のバージョンでは、ポリゴンの名称は、設計者が管理していました。変更した名称は、検出されず、ポリゴン名を使用したデザインルールへ適用されませんでした。

ポリゴン名の自動割り付けは、各ポリゴンへ適用できます。名称割り付けのテンプレートは、自動名称割り付けに設定したポリゴン(名称は、レイヤ、接続したネット、固有の数字に基づきます。)の名称を定義するために使用します。

 

自動で割り当てられる名称は、ソフトウェアが管理します。ネット割り当て、またはレイヤスタックのレイヤの位置のような属性が変わると、自動で割り当てられる名称は、自動で更新されます。

自動名称割り付けの有効化

自動名称割り付けは、ポリゴンごとに有効にできます。これは、以下で行えます:

  • Polygon Pour ダイアログ
  • PCB Inspector パネル
  • Polygon Pour Manager

一回の操作で複数のポリゴンの Auto Assigned Name を切り換えるには、PCB Inspector パネル、または Polygon Pour Manager を使用します。

名称割り付けテンプレートの選択

ポリゴンにどのような名称を付けるか(テンプレート)は、Board Options ダイアログの Polygon Auto Naming Template で選択します。

名称割り付けテンプレートは、以下の 4 種類あります:

  • NET NAME_LXX_PXXX
  • LXX_NET NAME_PXXX
  • NET NAME_LAYER NAME_PXXX
  • LAYER NAME_NET NAME_PXXX

詳細:

  • NET NAME - ポリゴンへ接続されるネット名。ポリゴンがネットへ接続されない場合、NONET と言う名称が使用されます。
  • LAYER NAME - Layer Stack Manager で定義したレイヤ名。
    LXX - Layer Stack Manager のレイヤ順に基づいて、システムで割り当てられたレイヤ番号(Top Layer は、L01)。層の順番を変更した時、この値は、更新されます。
  • PXXX - 各ポリゴンに固有で、システムによって割り当てられた数字。

Board Options ダイアログで
Board Options ダイアログで自動名称割り付け方針を選択。

 

デザインを変更(例えば、レイヤスタックのレイヤを移動、ネット名を変更、名称割り付け方針を変更)した場合、自動で名称が変更されます。関連するデザインルールは、自動で更新されます。

依存するポリゴンの構築順

ポリゴンをワークスペースに配置した時、デフォルト順で構築されます(新しいポリゴンは、以前のポリゴンより優先度が低くなります)。

デザインに適するように、Polygon Manager で構築順を設定できます。優先度が低いポリゴンは、優先度が高いポリゴンに依存して構築されます。

ポリゴンを編集する時、以下のポリゴン:

  • 同じレイヤ上の
  • 編集しているポリゴンに接触している
  • 編集しているポリゴンより優先度が低い

は、優先度が高いポリゴンに依存して構築されます。この場合、関連するポリゴンは、順番に(優先度の高いポリゴンから優先度の低いポリゴンへ順に)再構築されます。

編集しているポリゴンは、最も高い優先度のポリゴンです。そのため、2 つの優先度の低いポリゴンは、自動で再構築されます。
編集しているポリゴンは、最も高い優先度のポリゴンです。そのため、2 つの優先度の低いポリゴンは、自動で再構築されます。

ポリゴンを再構築する時のコントロール

Always repour polygons on modificationPreferences ダイアログの PCB Editor - General ページ)を有効にして、ポリゴンを自動で再構築できます。このオプションを有効にした場合、編集後にポリゴンのセレクトを解除(ワークスペースの何も無い個所でクリック)すると、ポリゴンとそれに依存するポリゴンは、再構築されます。

このオプションが無効の場合、Repour Polygons ダイアログが表示されます。ここで以下を選択できます:

  • 修正したポリゴンと、それに依存するポリゴンを再構築します (Repour all dependent polygons オプションを有効にして、Yes をクリックします)
  • 修正したポリゴンのみ再構築します (Repour all dependent polygons オプションを無効にして、Yes をクリックします)
  • 再構築しません (Repour all dependent polygons を有効にして、No をクリックします)

Always repour polygons on modification オプションが無効の場合、このダイアログが表示されます。
Always repour polygons on modification オプションが無効の場合、このダイアログが表示されます。

 

一般的に、編集中のポリゴンや、それに依存するポリゴンをその都度、Yes で再構築します。ポリゴンの再構築を No にした場合、ポリゴンは自動で再構築されないことに注意してください(優先度が高いポリゴンを編集している時の、それに依存する優先度の低いポリゴンを除く)。これを解決するには、Tools » Polygon Pours » Repour All コマンドを使用します。

重なっているポリゴンの構築順をインタラクティブに設定

2 つのポリゴンを重ねた時、ソフトウェアは、それらが重なっている共有された領域を、どちらのポリゴンが占有しているか認識する必要があります。これは、構築順を定義して行えます(ポリゴン構築順の優先度を上げて、共有領域を構築します)。構築順は、Polygon Pour Manager で表示、管理します。

構築順は、Polygon Pour Manager
構築順は、Polygon Pour Manager で管理できます。ここでは、MidLayer1 に 3 つのポリゴンがあり、現在、選択したポリゴンは、2 番目に構築されます。

重なっているポリゴンの構築順をインタラクティブに設定するために、ワークスペースメニューの 右クリック » Polygon Actions に 2 つの新しいコマンドを追加しました:

  • Bring to Front - 選択したポリゴンが、重なっているポリゴンの前になるように構築順を変更します(最も高い優先度になります)
  • Send to Back - 選択したポリゴンが、重なっているポリゴンの後ろになるように構築順を変更します(最も低い優先度になります)

Bring to front や Send to back コマンドを使用して、
Bring to frontSend to back コマンドを使用して、ワークスペースで直接、構築順を変更。

 

 

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機能の可用性

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従来のドキュメント

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