PCB コンポーネント形状の検出を改善

 

グリッド直行境界ボックスの問題

以前のバージョンの PCB エディタでは、コンポーネントの境界ボックスは、全てのコンポーネント プリミティブ(シルクスクリーン テキストを除く、銅箔、シルクスクリーン レイヤ オブジェクト)を囲った最小の四角形で定義されました。この境界ボックスは、セレクションやコンポーネントの衝突チェックに使用されました。これは、四角形以外のコンポーネントの選択や衝突チェックが困難でした。

コンポーネントを回転した時、この方法による制限の問題が起こりました。境界ボックスは回転しなかったので(グリッドに直行したままでした)、より大きい境界ボックスになりました。この動作により、誤ったコンポーネントの衝突が起こる場合がありました。また、大きなコンポーネント、または回転したコンポーネントの近くにある、小さいコンポーネントを選択することが困難でした。

コンポーネントを回転した時、境界ボックスは、グリッドに直行したままでした。コンポーネントを回転した時、境界ボックスは、グリッドに直行したままでした。

正確なコンポーネント形状の表現

このバージョンでは、これを解決するためにいくつか変更しました。

  • コンポーネントを回転した時、境界ボックスは、コンポーネントと一緒に回転します。

コンポーネントの境界ボックス(とセレクション ボックス)は、コンポーネントと一緒に回転します。コンポーネントの境界ボックス(とセレクション ボックス)は、コンポーネントと一緒に回転します。

  • Courtyard レイヤ(Layer Type を Courtyard に設定したメカニカルレイヤ)で定義した形状がある場合、セレクションやコンポーネント衝突検出で正確な形状が使用されます。

コンポーネントのセレクションや衝突検出で正確な形状を作成するために Courtyard レイヤを含める。コンポーネントのセレクションや衝突検出で正確な形状を作成するために Courtyard レイヤを含める。

  • コンポーネントに 3D モデルが含まれている場合、これは衝突チェックに使用され、courtyard レイヤ上の形状は、セレクション ボックスに使用されます。
  • メカニカルレイヤのオブジェクトは、セレクション境界ボックスから除外されますが、3D 外形、または Courtyard レイヤ オブジェクトが定義されていない場合、衝突チェックの境界ボックスに含まれます。
If you find an issue, select the text/image and pressCtrl + Enterto send us your feedback.
機能の可用性

利用できる機能は、所有する Altium ソリューション (Altium DevelopAltium Agile のエディション (Agile Teams、または Agile Enterprise)、または Altium Designer (有効な期間)) によって異なります。

説明されている機能がお使いのソフトウェアに表示されない場合、Altium の営業担当者にお問い合わせください

従来のドキュメント

Altium Designer のドキュメントは、バージョンごとに掲載されなくなりました。Altium Designer の旧バージョンのドキュメントは、Other Installers ページの Legacy Documentation の項目をご覧ください。

Content