Altium 365 Workspace - 有効化と管理

Created: July 6, 2020 | Updated: July 29, 2020

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Altium 365 Workspace は、管理されたコンテンツの専用サーバーです。Altium 365 プラットフォームで管理され、設計、製造、供給の各領域間でのシームレスな接続、およびデータの移動メカニズムを容易にします。

Workspace の取得

Workspace を取得する方法は、Altium 365 への Standard、または Pro レベルのアクセス権があるかどうかによって異なります。

Altium 365 Standard

このレベルのアクセスは、Altium Designer のライセンスの有効な Altium サブスクリプションがある場合、利用できます。会社で Workspace をまだ有効にしていない場合は、有効にするよう促されます。これを容易にするためのコントロールは、様々な場所にあります:

これらの領域にあるコントロールをクリックして、Workspace を有効化できます。専用の Web ページ (https://www.altium.com/365-intro/activate) に直接、移動します。それから、以下の手順を実行します:

  1. Workspace に付ける名称を入力します。デフォルトでは、この欄には Altium アカウントの名称が事前に入力されています。
  2. あなたとあなたのチームが最も近い場所をドロップダウンから選択します。デフォルトでは、場所は AltiumLive プロフィール連絡先情報の Country エントリに基づいて事前に選択されます。
  3. オプションの description を追加します。
  4. をクリックします。

まだ、会社の Workspace を有効化していない場合、Altium Designer ライセンスの有効な Altium サブスクリプションがあれば有効化できます。 まだ、会社の Workspace を有効化していない場合、Altium Designer ライセンスの有効な Altium サブスクリプションがあれば有効化できます。

Workspace が他の誰かによって会社で既に有効化されている場合は、その既存の Workspace の管理者に Workspace へのアクセスを要求できます。この場合、アクティベーション Web ページ (https://www.altium.com/365-intro/activate) にある ボタンで実行できです。別の組織が所有し、チームメンバーとして招待されている Workspace に参加することもできます。
Altium Designer ライセンスの有効なサブスクリプションを取得していない場合は、その要件が通知され、https://www.altium.com/subscription で詳細を確認できます。

組織の Workspace を有効化するか、Workspace のチームの一部として追加すると、Altium 365 プラットフォーム インターフェース ( https://365.altium.com) にサインインすることで、ブラウザ インターフェースに直接、アクセスできるようになります。Altium Designer 内からWorkspace に接続する方法については、Access from within Altium Designer をご覧ください。

最初の Workspace 有効化後の招待

あなたが組織の Workspace を有効化する人である場合、有効化プロセスを完了した後、自分の組織内の人をその Workspace のチームへ招待できます。 Workspace のブラウザ インターフェースで、Team ページの Invite Team Members ウィンドウが表示されます。

会社の Workspace を有効化した後、自分の組織の人を招待することができます。 会社の Workspace を有効化した後、自分の組織の人を招待することができます。

AltiumLive アカウントを持つ組織の全てのメンバーがリスト表示され、デフォルトで招待に含まれます。 コントロールをクリックして、招待を除外できます。Name ヘッダの コントロールをクリックして、リスト内の全てのユーザーを素早く除外できます。一般的な挨拶が記載されたメッセージが送信されます - これは、招待された人が受信する招待メールです。必要に応じて、このメッセージを変更してください。

必要に応じて、全ての人を含め、 ボタンをクリックします。これらのユーザーは自動的にチームに追加され、Workspace にアクセスするための招待メールが送信されます。それから、インターフェースの Get Started ページが表示されます。

この時点で他の人を Workspace チームに招待しない場合は、 ボタンをクリックします。その後は、いつでも他の人をチームに招待できます。詳細については、Inviting Other Users to Your Team をご覧ください。

Altium 365 Pro

このレベルのアクセスは、Altium Designer のライセンスの有効な Altium サブスクリプションがあり、Altium Concord Proを購入して、Altium 365 プラットフォームで管理することを選択した場合、利用できます。Altium Concord Pro を購入すると、Altium によって 1 つの Workspace が自動で作成されます。

Altium が組織の Workspace を作成し、その Workspace のチームの一部として追加されると、Altium 365 プラットフォーム インターフェース (https://365.altium.com) にサインインすることにより、そのブラウザ インターフェースに直接、アクセスできるようになります。Altium Designer 内からWorkspace に接続する方法については、Access from within Altium Designer をご覧ください。

Concord Pro のライセンス認証

Altium 365 で管理される Concord Pro のライセンスは、self-managed hosting variant のライセンスと同じであり、2 つのコンポーネントで構成されています:

  • サーバ ライセンスConcord Pro の全ての機能を有効にします。これには、データとバックアップに必要なストレージ スペース (Workspace) のプロビジョニングが含まれます。組織ごとに 1 つのサーバ ライセンスが必要です。
  • クライアント アクセス ライセンス - Concord Pro へユーザーがアクセスできます。Concord Pro にアクセスするユーザーごとに 1 つのクライアント ライセンスが必要です。

制限はありますか?

以下は、Workspace に関する考慮事項のリストです:

  • Workspace は、Altium Designer 19.0 以降 (Altium 365 で管理されている Concord Pro を使用している方) で利用できますが、Altium Designer 20.1 以降を使用することをお薦めします。Altium Subscription による Altium 365 Standard を利用している方については、Altium Designer 20.1 が Workspace を利用できる最初のバージョンです。どのような場合でも、常に最新バージョンの Altium Designer を使用することをお薦めします。
  • 組織ごとに対応する Workspace は 1 つだけです。
  • web ブラウザ、または MCAD ソフトウェアから Workspace (チームの招待メンバー) へのアクセスは無料です。
  • Altium Designer 内から Workspace (チームの招待メンバー) にアクセスするには、Altium Designer のライセンスの有効な Altium サブスクリプションが必要です。
  • 以下について、制限はありません:
    • ブラウザ インターフェースを介して Workspace に接続できるユーザー数。
    • Altium Designer を介して Workspace に接続できるユーザー数 (有効な Altium サブスクリプションを持つ Altium Designer のライセンスのシート数に制限されます)。
    • Workspace のチームに追加するユーザー数。
    • Workspace 内で管理されているプロジェクトに接続して共同作業を行う MCAD 技術者の数。
Workspace に使用されるストレージの量に厳密な制限は無く、公正使用ポリシーが適用されます。平均を大幅に超えるレベルでサービスを使いすぎてリソースを消費している場合は、個別に解決策を検討します。

プライバシーと共有

デフォルトでは、Workspace で作成した全てのコンテンツは、そのコンテンツを作成した個々のユーザと Workspace 管理者のみに表示されます。他のユーザが使用できるようにするには、個々のユーザ、役割、またはチーム全体と共有する必要があります。

サンプルデータを使用して作成した Workspace の場合、その中の全てのフォルダやデータアイテムは、所有者、Workspace 管理者、および Workspace チームの全員が編集権限で共有されることに注意してください。全ての新しいアイテムはこれらの設定を自動で継承するため、新しいプロジェクトでないデータを作成するときは、このことを覚えておいてください。新しく作成したプロジェクトは、Workspace のブラウザ インターフェースの Admin-Settings-Projects ページで定義した設定に従って共有されます。デフォルトでは、所有者と管理者のみが共有され、編集権限があります。

請負業者がデザインで作業できるようにするには (会社のコンポーネント、テンプレート等を使用して)、Workspace に招待する必要があります。アクセス権は、見せたくない領域に誤ってアクセスしないように厳重に確認する必要があります。

チームに招待しないで、Workspace チーム外の人とデザインを共有できます (表示とコメントのみ)。これにより、関係者は、設計データが保存されているサーバにアクセスしないで、世界中のどこでも web ブラウザからライブの進行中の設計プロジェクトを表示できます。Workspace チームの関連するメンバーがデザインを変更すると、外部の人はそれらの変更を 'ライブ' で見ることができます。そして、この機能はプラットフォームを通じて利用できますが、Altium 365 Workspace の外にあるため、アクセスするために必要なのは AltiumLive への登録だけです。詳細については、Sharing Live Designs Outside of the Workspace をご覧ください。

Workspace チームに人を招待しないで、製造パッケージを作成して共有できます。これらの人々は、Altium 365 の 製造パッケージ Viewer を介してそのパッケージのコンテンツを閲覧できます (関係者が、Workspace の外で世界中のどこでも web ブラウザから製造パッケージを表示できる Altium 365 プラットフォームのグローバル共有の要素)これにより、デザイン自体や他の貴重な IP を見れないようにできます。

2 つの Workspace 間でデータを共有する機能はありません。

サブスクリプションの有効期限とデータ保持

Workspace チームメンバーが Workspace に接続しようとしたが、Altium Designer のライセンスの Altium サブスクリプションの有効期限が切れている場合、接続時に通知されます。フルアクセスで Workspace に一時的に接続するか、サブスクリプションの更新について Altium の担当者に連絡するかを選択できます。

Concord Pro のライセンスの期限が切れても、Altium Designer のライセンスの有効な Altium サブスクリプションを維持している場合は Altium 365 へアクセスできますが、そのアクセスは Altium 365 Pro ではなく Altium 365 Standard になります。

Altium Designer のライセンス (Workspace が関連付けられている企業アカウントのライセンス) の有効な Altium サブスクリプションが無い場合、Workspace は読み取り専用に切り換わります。全てのチームメンバーは引き続き Workspace 内の既存のコンテンツを表示できますが、既存のコンテンツを変更したり、新しいコンテンツを作成することはできません。

Workspace で Concord Pro の機能がある Altium 365 Pro を利用していた場合、有効期限が切れると、Workspace ビューは Altium 365 Standard のビューに制限され、読み取り専用のデータ抽出に限定されることに注意してください。

また、この既存のコンテンツは、Data Retention Policy で定義されている期間のみ使用できます。データを抽出するための一定の時間が与えられます。3 ヶ月後、サブスクリプションの失効により Workspace がアーカイブされることが通知されます。更なる通知で、サブスクリプションを更新するかどうかの案内があり、Workspace はアーカイブされます。更に、6 ヶ月後にアーカイブから削除されます。

以下の方法で、その前にデータを抽出できます:

  • コンポーネントを IntLib 形式でエクスポートします。
  • デザインをチェックアウトします。
  • リリース パッケージをダウンロードします。
詳細については、Extracting Data after Subscription Expiration をご覧ください。

Workspace の管理

AltiumLive Profile ページで、現在、アクセスできる (チームメンバーである) Workspace のリストを見ることができます。

このリストは、URL: https://accounts.live.altium.com/ を使用して直接、表示できます (AltiumLive にサインインすると)

AltiumLive Profile ページでリスト表示された、定義済み Workspace の例。 AltiumLive Profile ページでリスト表示された、定義済み Workspace の例。

あなたが会社の Workspace の所有者である場合、その Workspace は、サブ項目 MY WORKSPACES の下に表示されます。Workspace のチーム (自分の会社と他の会社の) に追加されている場合、これらはサブ項目 SHARED WITH ME の下に表示されます。

各 workspace では、以下の情報に関してリスト表示されています:

  • Workspace 名 - Workspace の名称 (および、その内容説明)。これはライブのリンクであり、クリックすると、Altium 365 プラットフォーム インターフェースに移動し、その Workspace が表示されます。
  • 状態 - Workspace の現在の状態は、左側のグラフィカル アイコンに表示されます。Altium サブスクリプションがアクティブで Workspace が有効化されている (または、アクティブな Concord Pro ライセンスがあり、Altium が Workspace を作成している) 場合、これはアクティブ () になります。
Workspace が関連付けられているアカウントのサブスクリプションが失効すると、その Workspace は読み取り専用になります。
  • 場所 - Workspace が管理されているサーバーの場所 (EuropeAsiaUS EastUS West)。
  • ユーザ - Workspace のチームで定義されているユーザーの現在の数。Workspace のチームに追加できるユーザーの数に制限はありません。
  • デフォルト - 複数の Workspace のメンバーである (アクセスできる) 場合、これらの 1 つをデフォルトの Workspace として指定できます。Workspace に関連付けられた ボタンをクリックして、デフォルトの Workspace にします (ボタンは に変わります)。Workspace をデフォルトとして設定すると、Altium 365 プラットフォーム インターフェースにサインインした時、その Workspace がアクティブな Workspace として読み込まれます。デフォルトが定義されていない場合は、アルファベット順で最初の Workspace が読み込まれます。
また、デフォルトの Workspace が指定されている場合、AltiumLive 認証情報を使用して Altium アカウントへサインインした時 (Altium Designer から)、その Workspace に直接、接続することに注意してください。
  • 動作 - 以下の動作ボタンが用意されています:
    •  - このボタンをクリックすると、Workspace のブラウザ インターフェースの Admin - Settings - General ページが表示されます。このページから、Workspace の名称と内容説明を変更できます。変更は、Workspace の所有者でもある管理者のみが行うことができ、その Workspace の他の管理者は行えません。
    •  - このボタンは、共有されている (そのチームへの招待によって) 他の組織の Workspace でのみ利用できます。クリックして、Workspace から自分を削除します。確認ダイアログが表示されたら、OK をクリックします。その Workspace のチームから削除され、Workspace のエントリが Workspace リストから削除されます。
    •  - このボタンは、組織で有効化されている (そして、あなたが所有者である) Workspace でのみ利用できます。クリックして、Workspace を無効化します。Workspace 内の全てのデータが削除されることを警告する確認ダイアログが表示されます。無効化を続行するには、Workspace の名称を入力し、 ボタンをクリックします。
会社の Workspace を再有効化するには、最初の有効化の方法と同じです。

 

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