専門的なPCB設計へとレベルアップ

KiCadからAltium Designerへの移行に必要なのは、.PRO、.SCH、.KICAD_PCBファイルのみです。モデルやコンポーネントを変換する場合は、.LIBファイルも必要になります。

再作業の分量はプロジェクトごとに異なりますが、Altium Designerのインポートウィザードは必要なクリーンアップを最小限に抑えるように設計されています。インポートウィザードを実行した後は必ず移行ログを表示し、変換された設計データで必要な変更がないか確認してください。

元のKiCadファイルは、Altium Designerのファイル形式に変換した後でも引き続きKiCadでアクセスして使用できます。

はい。.LIBファイルがあれば、KiCadの部品ライブラリはAltiumのライブラリ形式に変換できます。

KiCadインポーターでは、ほんの数分で最初の数ステップが完了します。その後の手動によるレイヤー照合手順も数分で完了します。レイヤーの照合中は、KiCadプロジェクトを開いておくことをおすすめします。他のインポーターと同様に、変換されたファイルを見直して、クリーンアップが必要ないことを確認してください。

KiCadファイルの一部の機能は、想定通りに変換されない場合があります。そのため、変換されたファイルを確定させる前に、それらの機能で変換が正しく行われているかどうかを必ず確認してください。どの機能を確認すべきか、およびクリーンアップが必要かどうかについては、移行ガイドを参照してください。全体的なクリーンアッププロセスは短く、小規模なプロジェクトでは通常数分で完了します。