共同作業者の表示と競合の防止

現在、バージョン 21. をご覧頂いています。最新情報については、バージョン 共同作業者の表示と競合の防止 の 24 をご覧ください。
この機能は、Altium 設計ソフトウェアが Altium 365 Workspace に接続されている場合に使用できます。また、現在、ベータ フォーカス グループのみが利用できることにも注意してください。

 Altium 設計ソフトウェア と Altium サーバ テクノロジー の組み合わせにより、バージョンコントロール下 (VCS) の 管理されたプロジェクト に基づいて、チームメンバー間の共同作業を対応する非常に効果的なデータ共有プラットフォームを利用できます。

設計共同作業プロセスの重要な部分は、共有アクセスを管理し、データの競合の可能性を処理することです。これは、通常、複数のユーザが同じ設計ドキュメント (サーバベースのファイルの 'コピー') を編集している場合に起こる可能性があります。このようなデータの競合は、ドキュメントがサーバにコミット/pushされた時に、Altium サーバの VCS によって最終的に処理されます (Using Version Control をご覧ください) が、その時点まで、そのドキュメントのアクティブな共有状態について識別できません。

Altium Designer 編集環境でのリアルタイムのドキュメント共有情報とコントロールの要求を満たすために、デザイン プラットフォームとサーバ プラットフォームを更新し、共有ドキュメントの現在の状態を表示するための新しいシステムを導入しました。このシステムは、デザイン クライアント間 (サーバ経由) でのドキュメント共有データの流れで可能になり、一連の新しい状態アイコン、Collaborators バー、および追加のファイルロック ロジックによって実現されます。

必要条件

現在、共有ドキュメントのリアルタイム情報とコントロールは、次の条件下で利用できます:

  • 共有されるプロジェクトは、バージョンコントロール (VCS) 下の管理されたプロジェクトとして Altium 365 Workspace で管理されます。
  • 共同作業者は、Altium Workspace サーバのメンバーであり、AltiumWorkspace サーバへサインインしています。
  • 管理されたプロジェクトは全ての共同作業者と共有されており、フルアクセス可能な編集権限があります。

共同作業者の通知バー

現在、アクティブなドキュメントを別のユーザが開くと、共同作業者の通知バー ( ) が Altium Designer ドキュメント エディタの右上に表示されます。バー内のユーザ アイコンにカーソルを合わせると、ライブ共有の状態が表示されます。'viewing' 状態は、ユーザが Altium Designer でドキュメントを開いたが、変更していないことを示していることに注意してください。ドキュメントの open 状態は、Projects パネル アイコンで示されます。

編集中の状態

ドキュメントを表示しているユーザに関するレポートに加えて、共有ドキュメントを編集しているユーザに関する重要な情報も提供されます。ドキュメントを別のユーザが変更した (編集した) 場合、'editing' 状態と見なされます。これは、Collaborators バー ( ) に編集スタイルのユーザ アイコンで示されます。

別のユーザが編集しているドキュメントには、Projects パネルのそのエントリに アイコン、またはそのドキュメントを現在、エディタで開いている場合は、 アイコンが表示されます。複数のユーザが共有ドキュメントを編集している (または、編集した) 場合にも、hover text が表示されることに注意してください。

競合の防止

ファイル編集アクセスを管理しデータの競合を回避するために、ドキュメントを編集するユーザ、またはドキュメントを変更したユーザに対してドキュメントがロックされます。このユーザの 'soft-lock' はユーザが編集を終了するまで、つまり、変更をコミット、または元に戻すか、別のユーザ、または管理者が却下するまでファイルに関連付けられたままになります。

別のユーザがそのロックされたドキュメントを変更しようとすると、そのロックされた (編集中) 状態によって Edit Document ダイアログが表示され、ローカルの変更を元に戻す (Abort changes) 、または変更を保持する (Ignore lock) ためのオプションがあります。通常、ユーザは変更を中止し (Abort)、他のユーザが現在の編集セッションを完了するまで待機します。

しかし、Ignore lock オプションを選択した場合、サーバへコミットできるドキュメントの編集済みバージョンが複数あることを意味します。Projects パネル内にあるドキュメントの アイコンで示されているように、ユーザの編集は競合している可能性があります (両方のユーザに関して)。

Project Options ダイアログ の General タブにある Enable Conflict Prevention Notifications オプションをオフにすると、Edit document warning/selector ダイアログを無効にできることに注意してください。この場合、ユーザは、Edit document ダイアログで Ignore Lock オプションを選択した時と同様にドキュメントの編集を続行できますが、データ競合の危険性はあります。

複数のユーザがドキュメントを編集している状況で、ドキュメントが保存された場合、そのアイコンは に変わります。これは、ローカル編集が完了したが、ドキュメントの状態が別のユーザによって編集されているコピーと競合したままであることを示しています。ドキュメントを閉じると、ドキュメントアイコンが に変わります。

そして最後に、全てのユーザがサーバへの編集をコミットする場合 (ファイルロックとバージョンコントロールの警告を無効にしている間)、Projects と Storage Manager パネルにあるファイルの アイコンで示されるように、異なるファイルバージョンにより VCS Conflict となります。詳細については、関連する Using Version Control section をご覧ください。

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注記

利用できる機能は、Altium製品のアクセスレベルによって異なります。ご使用のソフトウェアの機能が見つからない場合は、Altium営業担当者にお問い合わせください