CAMエディターでのインポート&エクスポート

概略

Quick Loadまたは個別のインポートコマンドを使用して、CAMデータをAltium DesignerのCAMtasticエディターにインポートする方法を学びましょう。この記事では、インポート設定、ファイル拡張子、Gerberのアパーチャ要件に加え、Gerber、ODB++、IPC-D-356ネットリスト、NCドリルファイルを読み込む手順を、関連ログや形式上の制限とともに解説します。適切なインポート方法を選び、CAMデータのインポートを確実に設定するために、ぜひ読み進めてください。

- Quick Loadを使用する場合と、ファイルを個別にインポートする場合の使い分けを理解します。
- インポート設定、単位、ファイル拡張子、アパーチャオプションの設定方法を学びます。
- PCBエディターで生成されたODB++ファイルには別途ドリルデータが必要であることや、サポートされるIPC-D-356ネットリストなど、形式ごとの要件を確認します。
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Quick Loadを使用したファイルのインポート

Quick Loadコマンドを使用すると、1つのフォルダー内にあるすべてのCAMファイルをインポートできます。 Quick Loadは、1つのフォルダーに保存されている従来のCAMドキュメント(Gerber、ODB++、アパーチャリストファイル(*.lst)、 IPC-D-356ネットリストなど)をすべてインポートします。基板にスルーホール、ブラインドビア、ベリードビアなどの穴がある場合は、少なくとも信号層(表面と裏面のGerberファイルなど)と、1つ以上のNCドリルファイル(Excellon 2形式)を用意する必要があります。

File » Importメニューには、選択したGerber、ODB++、ネットリスト(IPC-356-D)、NCドリル、Mill/Routをインポートするための個別のコマンドが用意されています。

インポートオプションの設定

Gerber、NCドリル、ネットリストの各ファイルを新しいCAMドキュメントにインポートする前に、Gerberのインポート設定などのインポートオプションを設定できます。メインメニューからFile » Setup » Import/Exportを選択し、Preferencesダイアログの CAM Editor - Import/Exportページを開きます。

Gerber Import (Default)領域のImport Settingsをクリックすると、Gerber Import Settingsダイアログが表示され、Gerberファイルのデフォルトのインポート設定を指定できます。

同じレイヤータイプのレイヤーがすでに存在する場合でもCAMエディターで新しいレイヤーを作成するか、既存のレイヤーを使用するかを指定できます。既存のレイヤーの使用は、同じファイル内にある複数の基板のデータを異なるステップで読み込み、それらのPCBを同じCAMパネル上に面付けする場合に便利です。これはマルチステップ面付けと呼ばれます。

ファイル拡張子を確認したり、新しい拡張子を追加したりするには、PreferencesダイアログのCAM Editor - Miscellaneousページをクリックします。

ここに一覧表示されるファイル拡張子によって、インポートするファイルの種類が決まります。たとえば、 GerberファイルのQuick Loadでは、拡張子が*.A、*.G 、 または *.PHOのすべてのファイルが検索され、読み込まれます。必要な拡張子を追加する場合は、前の項目とセミコロン(;)で区切って入力します。

Quick Loadを使用したCAMファイルのインポート

Gerber、NCドリル、ネットリストの各ファイルを新しいCAMドキュメント(File » New » CAM Document)にインポートするには、メインメニューからFile » Import » Quick Loadを選択し、 File Import - Quick Loadダイアログを開きます。

このダイアログで、インポートするファイルが保存されているフォルダーに移動し、必要なファイルを選択します。

 Gerber Options ボタンをクリックすると、 Import Gerber Options ダイアログが開き、Gerberファイルに関するさまざまな詳細インポートオプションを設定できます。

 Default Units ボタンをクリックすると、 File(s) Import Settings ダイアログが開き、インポートするGerberファイルに適用する数値形式を定義できます。

インポートするGerberファイルがアパーチャを埋め込まない形式の場合は、別途アパーチャファイルを読み込む必要があります。ダイアログ下部のドロップダウンで、インポート時に使用するアパーチャリストの形式(テンプレート)を指定します。

必要に応じてファイルパスとオプションを設定したら、 OK をクリックしてファイルのインポートを開始します。インポート中にエラーが発生すると、その内容がテキストファイル(Log<Date><Time>.log)に記録されます。このファイルは生成後、デザインスペース内でアクティブドキュメントとして開かれます。

Gerberファイルのインポートが完了すると、Import Drill Dataダイアログが開きます。

完了すると、NCファイルがCAMエディターにインポートされ、Quick Load処理レポートのログファイルとともにデザインスペースに表示されます。IPCネットリストファイルは最後に読み込まれます。

  • アパーチャリストの形式/テンプレートには、アパーチャファイルとGerberファイルを生成したツールに対応するものを選択してください。Gerberファイルの生成元ソフトウェアが不明な場合は、Auto-Detect Apertures(デフォルト)を使用してください。

  • インポートの対象となるのは、PreferencesダイアログのCAM Editor - MiscellaneousページにあるQuick Load領域で、対象として有効にされているファイルタイプのみです。

  • エラーログは自動的に生成され、ソフトウェアのインストール先にある次の フォルダーに保存されます。

    Altium Designer Develop / Altium Designer Agile: \Users\<ProfileName>\AppData\Roaming\Altium\Altium Designer <Solution> <GUID>\CAMtastic\LogFiles

    Altium Designer: \Users\<ProfileName>\AppData\Roaming\Altium\Altium Designer <GUID>\CAMtastic\LogFiles

    レポートは、Projectsパネルにフリードキュメントとして表示されます。

  • Altium DesignerのPCBエディターを使用して製造用出力を生成する場合は、バッチ出力の生成時に、生成されたGerber/ODB++、NCドリル、IPCネットリストの各ファイルをCAMtasticエディターに自動的に読み込むオプションを利用できます。

Quick Loadを使用したODB++ファイルのインポート

ODB++インポートオプションは、ODB++ファイルをCAMエディターにインポートします。NCドリルデータがPCBエディターで生成された場合は、ODB++のインポート完了後にNCドリルデータを別途インポートする必要があります。他のCAD/CAMパッケージでは、通常、ODB++構造内にドリル穴データがすでに含まれているため、NCドリルデータを別途インポートする必要はありません。

メインメニューからFile » New » CAM Documentを選択します。次にFile » Import » Quick Loadを選択して、File Import - Quick Loadダイアログを開きます。

ファイルがインポートされると、Steps Tableダイアログが開きます。このダイアログには、現在のドキュメントに読み込まれたODB++データベース内で定義されているすべてのODB++ステップが表示されます。ステップは、Step Nameと、そのステップに関連付けられたObject Countによって識別されます。

ステップの割り当てに関するすべてのデフォルト値とデザインがインポートされると、ログファイルが生成されます。CAMパネルのStepsタブが更新されます。このタブでは、右クリックしてポップアップメニューから適切なコマンドを選択することで、ステップを追加または変更できます。

Gerberファイルのインポート

1つ以上のGerberファイルを現在のドキュメントにインポートするには、メインメニューから File » Import » Gerber コマンドを選択します。コマンドを実行すると、 Select Gerber File(s) ダイアログが表示されます。このダイアログで、必要なGerberファイルを探して開きます。複数のファイルを選択できます。

 Openをクリックすると、 Import Gerber(s) - Options ダイアログが表示されます。このダイアログで、インポート設定を手動で定義します。

 Auto Detect Gerber Formats オプションが有効な場合、インポートするGerber形式に必要なオプションと設定がすべて自動的に検出されます。

必要に応じてオプションを設定した後、 OK をクリックするとインポートが実行され、Gerberファイルのデータが現在のドキュメントに取り込まれます。インポートされた各ファイルは、CAMtasticエディター内で個別のレイヤーになります。

  • Gerberファイルをインポートする前に、新しい空のCAMドキュメントを開いておくと便利です。
  • フォルダー内にある複数のGerberファイルをすべてインポートする場合は、GerberのQuick Load機能を使用してください。
  • CAMtasticエディターは、RS-274、RS274X、Fire9000のすべてのGerberファイル形式に対応しています。
  • Gerber RS-274形式では、インポート時に別途アパーチャファイルを含める必要があります。一方、拡張形式(Gerber RS-274-XおよびFire9000)では、Gerberファイル内にアパーチャが埋め込まれているため、別途アパーチャファイルをインポートする必要はありません。

ODB++データのインポート

現在のドキュメントにODB++データをインポートするには、メインメニューからFile » Import » ODB++コマンドを選択します。コマンドを実行すると、Choose Directoryダイアログが表示されます。このダイアログでODB++のルートフォルダーを参照して選択します。

目的のODB++フォルダーを選択してOKをクリックすると、Steps Tableダイアログが表示されます。このダイアログには、現在定義されているすべてのステップと、それぞれのオブジェクト数が表示されます。OK をクリックすると、ODB++データが現在のドキュメントにインポートされます。現在定義されているステップは、CAMtastic パネルのSteps タブに表示されます。

  • ODB++データは、新規の空のCAMドキュメントにのみインポートできます。以前にGerberまたはODB++をインポートしたことで、現在のCAMドキュメントにすでにデータが存在する場合は、その旨を知らせるダイアログが表示され、新規CAMドキュメントへのインポートを求められます。
  • ODB++形式では、標準的なファイルシステム構造を使用します。ODB++のジョブは独立したディレクトリツリーで表されるため、データを失うことなくジョブツリーをコンピューターシステム間で転送できます。ODB++内のすべてのファイルは、読み取り可能なASCIIファイルです。
  • データベースのジョブは単一のフォルダーで、次のサブフォルダーで構成されます:fonts、input、matrix、misc、steps、symbols、user。
  • stepsフォルダーには、物理的な基板レイヤー、マスクレイヤー、NCドリルなどのレイヤー群と、ネットリスト群が含まれます。
  • symbolsフォルダーには、ステップ内の任意のグラフィックレイヤーから参照できる、単一レイヤーのグラフィック要素が含まれます。
  • matrixフォルダーには、レイヤーの物理的な順序と、ドリルレイヤーの関係(貫通、ブラインド、ベリッドなど)の定義が含まれます。

ネットリストのインポート

現在のドキュメントにIPC-D-356形式のネットリストをインポートするには、 メインメニューからFile » Import » Netlistコマンドを選択します。コマンドを実行すると、File Import - Netlistダイアログが表示されます。このダイアログで目的のネットリストファイルを探して開きます。OKをクリックすると、ファイルがインポートされ、対応するネットリストレイヤー(*.ipc)がCAMtasticパネルのレイヤーリストに追加されます。

  • Protel形式のネットリストはサポートされていません。インポートするネットリストは、標準のIPC-D-356形式である必要があります。
  • IPCネットリストが正しくインポートされると、CAMtastic パネルのレイヤーリストに、表面と裏面の信号レイヤーのネットリスト情報を反映した2つのレイヤー(<fabrication_testpoint_report_for_DesignName>.ipc_tと<fabrication_testpoint_report_for_DesignName>.ipc_b)が追加されます。(PCB設計に内層信号レイヤーがある場合は、3つ目のレイヤーである<fabrication_testpoint_report_for_DesignName>.ipc_inが表示されます。これらのレイヤーに関係するブラインドビアやベリッドビアがなければ、この3つ目のレイヤーは空のため、レイヤーリストに残しても削除してもかまいません。)
  • Altium DesignerのPCBエディターを使用している場合、テストポイントレポートを生成し、出力形式としてIPC-D-356Aを選択することでIPCネットリストを作成できます。この形式で使用できる個別のオプションは、無効のままにしておいてください。

NCドリルファイルのインポート

設計に関連するNCドリル情報をインポートするには、メインメニューからFile » Import » Drillを選択してFile Import - NC Drillダイアログを開きます。このダイアログで目的のドリルファイルを探して選択します。必要に応じて、複数のファイルを選択できます。Altium DesignerのPCBエディターで作成したNCドリルデータのファイル拡張子は.txtです。

NCドリルファイルのインポート後、Import Drill Dataダイアログが表示されます。このダイアログでは、初期単位、形状、デフォルトの穴径を指定できるほか、 Tool Table ダイアログを開くことができます。

デフォルト設定を確定すると、NCドリルデータは、ファイル名に基づくレイヤー名(例: _4_port_serial_interface.txt_)を持つ個別のレイヤーにインポートされます。ログファイルも生成されます。 Tool Table ダイアログは、各ツールの情報に応じて更新されます。

  • 各ドリルファイルには、各ドリルビットのツール番号と、そのビットが基板上で使用される各位置のX座標およびY座標が含まれます。

  • Import Drill Dataダイアログの ボタンをクリックすると、NC Drill Import Settingsダイアログが開きます。

    必要に応じて設定を変更します:

    • Digits – CAMtasticエディターがインポート時に読み取る、小数点の前後の桁数(それぞれ整数部と小数部)を選択します。

    • Units – 元の情報を保存したときの単位に合わせて、English (ヤード・ポンド法)またはMetric を選択します。

    • Type – Absolute または Incrementalを選択します。絶対座標は常に原点を基準とし、相対値は互いの位置を基準とします。

    • Zero Suppression – Noneが選択されていない場合、 LeadingまたはTrailingのゼロを無視するように選択します。

  • CAMtasticエディターはASCIIドリルファイルのみをインポートします。PCBエディターでNCドリルデータを生成した場合、使用するファイルの拡張子は.TXTです。Options for ProjectダイアログのOptionsタブでOpen outputs after compileオプションが有効になっている場合、このファイルは生成後にCAMtasticエディターへ自動的に読み込まれます。

ミルルートファイルのインポート

メインメニューからFile » New » CAM Documentを選択して新規CAMファイルを作成し、File » Import » Mill/Routを選択してFile Import - Mill/Routダイアログを開きます。 このダイアログで、インポートするファイルを探して開きます。

OKをクリックすると、Import Mill/Route Dataダイアログが表示されます。Units ボタンをクリックしてMill/Rout Import Settingsダイアログを開き、インポートするデータの数値形式を定義します。インポート時に使用するデフォルトのツールサイズを指定するか、Tool TableボタンをクリックしてTool Tableダイアログを開き、ドリルツールの定義を変更します。

OKをクリックすると、データは、ファイル名に基づくレイヤー名(例:'cam.rte')を持つ個別のレイヤーにインポートされます。ログファイルも生成されます。ミルルートレイヤーを変更するには、NCエディターモードにする必要があります。View » NC Editorを選択すると、Routメニューのオプションを使用できます。

次のNCデータファイル形式がサポートされています:*.dr*、*.rou、*.rte、*.nc*、*.tx*。Altium DesignerのPCBエディターでNCドリルデータを生成すると、ドリルデータは拡張子が.txtのファイルに保存されます。

インポートしたデータの操作と検証の詳細については、データの検証ページを参照してください。

アパーチャファイルのインポート

インポートするファイルに埋め込みアパーチャが含まれていない場合は、次のコマンドを使用できます:

  • あらかじめ定義されたテンプレート形式を使用して、Gerberファイルのインポート時に使用するアパーチャファイルをインポートするには、 File » Import » Aperture File (using Wizard formats)を選択します。コマンドを実行すると、Open Aperture Fileダイアログが表示されます。Existing wizard formatsドロップダウンリストから、必要なアパーチャリスト形式を選択します。Aperture fileフィールドに目的のアパーチャファイルのフルパスと名前を直接入力するか、Browseボタンをクリックして標準のOpenダイアログを開き、目的のファイルを探して開きます。

    • 標準のアパーチャとEDAツールを使用してGerberファイルが生成されている場合、CAMtasticエディターはファイルのインポート時に使用されているアパーチャを自動的に検出します。このコマンドは、アパーチャの形式が不明である場合や、アパーチャがカスタマイズされている場合など、Gerberのインポートに問題があるときに役立ちます。

    • ウィザード形式は、アパーチャファイルとGerberファイルの生成に使用したツールに対応するものを選択してください。ウィザード形式を選択せずにBrowse ボタンを使用すると、ファイルの種類として*.LSTが選択された状態でOpen ダイアログが開きます。これは、CAMtasticのデフォルトのアパーチャファイル形式です。

    • ウィザード形式は、Aperture Wizardダイアログ(Tables » Aperture List Wizard)で編集および作成できます。

  • カスタムアパーチャライブラリファイル(.lib)をインポートするには、File » Import » Custom Aperture Library File (.LIB)を選択します。 コマンドを実行すると、Open Custom Aperture .LIB Fileダイアログが表示されます。このダイアログで、現在のドキュメントにインポートするアパーチャが含まれるカスタムアパーチャライブラリファイル(*.lib)を探して開きます。 インポートしたアパーチャは、Edit Aperturesダイアログ(Tables » Apertures)で編集できます。

CAMエディターからのファイルのエクスポート

CAMエディターの出力はすべて、File » Exportメニューから生成します。元の出力に変更を加えた場合や、テストポイントまたはNCドリルのデータをGerber形式で保存する必要がある場合は、ファイルをエクスポートする必要があります。

PcbDocまたは出力ジョブファイルからファイルを生成しており、その後変更を加えていない場合は、CAMエディターからこれらのファイルを再生成する必要はありません。

CAMエディターでは、次のエクスポートオプションを使用できます。

  • Gerber

  • ネットリスト

  • IPC-D-350

  • ドリルの保存

  • ミリング/ルーティング

  • DXF

  • 部品重心

  • アパーチャリスト

  • ライブラリ

  • ビットマップ(*.bmp)。

ドリルのエクスポートオプションを使用するには、NCエディターモードにする必要があります。

既存のファイルと同じ場所に同じ名前でファイルを保存すると、警告なしに既存のファイルが上書きされます。

Altium Designerへのエクスポートの詳細については、PCBのリバースエンジニアリングのページを参照してください。

Gerberのエクスポート

メインメニューからFile » Setup » Import/Exportを選択し、PreferencesダイアログのCAM Editor Import/Exportページを開きます。デフォルトのエクスポート形式がRS-274-Xになっていることを確認してください。これは、埋め込みアパーチャとも呼ばれるアパーチャ定義を含む拡張Gerber形式です。

Export SettingsボタンをクリックしてGerber Export Settingsダイアログを表示し、Gerberファイルのデフォルトのエクスポート設定を行います。

メインメニューからFile » Export » Gerberを選択し、Export Gerber(s)ダイアログを開きます。

このダイアログでは、Step & Repeat Codesを使用するかどうか、合成レイヤーを個別のファイルに分割してエクスポートするかどうかなど、各種のエクスポートオプションやGerber形式を設定します。

エクスポートするGerber形式の初期設定は、RS-274-Xです。RS-274-Xボタンを繰り返し押すと、使用可能なGerber形式であるRS-274、RS-274-X、Fire9000を順に切り替えることができます。

Settings ボタンを押してGerber Export Settingsダイアログを開き、エクスポートするファイルの数値書式を設定します。

必要に応じてエクスポートオプションを設定したら、OK ボタンをクリックします。Write Gerber(s)ダイアログが表示されます。

Writer Gerber(s) ダイアログで、エクスポートするGerberファイルを有効にして選択します。また、右クリックメニューの項目を使用してエクスポートするファイルを選択したり、Spacebar キーを使用して選択状態を切り替えたりすることもできます。 デフォルトでは、すべてのGerberファイルがエクスポート対象として選択されています。各ファイルの名前は、名前フィールド内をクリックして変更できます。必要に応じて、関連付けられたファイル拡張子も変更できます。名前フィールド内を直接クリックするか、該当する項目を右クリックしてコンテキストメニューからFile Extensionsを選択します。続いて表示されるEnter Valueダイアログに、新しい拡張子を入力できます。

[フォルダーの参照]()ボタンをクリックして、エクスポートするファイルの保存先を選択します。

  • 出力ファイル名の形式が正しくない場合、OKボタンは無効になります。出力ファイル名にはスペースや大文字を使用できず、64文字以内である必要があります。ファイル名をダブルクリックすると、新しいファイル名を入力できます。ファイル名の拡張子を変更するには、Gerberファイル名を選択して右クリックし、File Extensionsを選択します。Enter Valueダイアログで新しい拡張子(最大3文字)を入力し、OKをクリックします。

  • Gerber形式のRS-274ファイルには別途アパーチャファイルが必要ですが、拡張形式のRS-274-XおよびFire9000では、すべてのアパーチャがGerberファイルに埋め込まれているため不要です。

ODB++のエクスポート

現在のドキュメントのデータをODB++形式でエクスポートするには、メインメニューから File » Export » ODB++コマンドを選択します。コマンドを実行すると、[ODB++の書き込み]ダイアログが表示されます。このダイアログで、エクスポートするデータの保存先を指定します。デフォルトでは、生成されるデータフォルダーの名前はjobになります。名前フィールド内をクリックして、必要に応じてフォルダー名を変更できます。

名前と保存先を指定したら、OK をクリックして出力を生成します。

  • ODB++形式は、標準的なファイルシステム構造を使用します。ODB++のジョブは独立したディレクトリツリーで表されるため、データを失うことなくコンピューターシステム間でジョブツリーを転送できます。ODB++のファイルはすべて、読み取り可能なASCIIファイルです。
  • データベースジョブは、次のサブフォルダーで構成される単一のフォルダーです:fonts、input、matrix、misc、steps、symbols、user。
  • stepsフォルダーには、物理的な基板レイヤー、マスクレイヤー、NCドリルなどのレイヤー群と、ネットリスト群が含まれます。
  • symbolsフォルダーには、ステップ内の任意のグラフィカルレイヤーから参照できる、単一レイヤーのグラフィックエンティティが含まれます。
  • matrixフォルダーには、レイヤーの物理的な順序と、ドリルレイヤー(貫通、ブラインド、埋め込みなど)の関係の定義が含まれます。

ネットリストのエクスポート

ネットリストは2つの形式でエクスポートできます。IPC-D-356形式(.net)でネットリストをエクスポートするには、File » Export » Netlistコマンドを使用します。また、File » Export » IPC-D-350を使用してIPC-D-350ネットリスト(.ipc)をエクスポートすることもできます。これらのコマンドを使用するには、インポートしたデータからネットリストを抽出しておく必要があります。まだネットリストを抽出していない場合は、Tools » Netlist » Extractを選択してください。

File » Export » Netlistを選択して、Write IPC-D-356ダイアログを開きます。

Write IPC-D-356ダイアログで.netファイルを選択し、このネットリストレポートの保存先とファイル名を指定します。生成されるデータファイルには、デフォルトで cam.netという名前が付けられます。名前フィールド内をクリックすると、ファイル名を変更できます。必要に応じて、名前フィールド内を再度直接クリックするか、エントリを右クリックしてコンテキストメニューから File Extensions を選択することで、ファイル拡張子も変更できます。続いて表示される Enter Value ダイアログで、新しい拡張子を入力できます。

名前、拡張子、保存先を必要に応じて設定したら、 OK をクリックしてファイルを生成します。

  • ネットリストを正常にエクスポートするには、 Layers Table ダイアログ(Tables » Layers)で、TopまたはBottom(あるいはその両方)のレイヤータイプに加え、Drill TopまたはDrill Bottomも定義する必要があります。
  • IPC-D-356ネットリストファイルを正常に生成するには、信号層とプレーン層の物理的な順序も定義する必要があります。この点を知らせる警告ダイアログが表示された場合は、 Create/Update Layers Order ダイアログ(Tables » Layers Order)で順序を定義してください。

IPC-D-350のエクスポート

現在のドキュメントをIPC-D-350形式でエクスポートするには、メインメニューから File » Export » IPC-D-350 コマンドを選択します。コマンドを実行すると、 Write IPC-D-350 ダイアログが表示されます。このダイアログで、エクスポートするファイルの保存先を指定します。生成されるデータファイルには、デフォルトで cam.ipcという名前が付けられます。名前フィールド内をクリックすると、ファイル名を変更できます。必要に応じて、名前フィールド内を再度直接クリックするか、エントリを右クリックしてコンテキストメニューから File Extensions を選択することで、ファイル拡張子も変更できます。続いて表示される Enter Value ダイアログで、新しい拡張子を入力できます。

名前、拡張子、保存先を必要に応じて設定したら、 OK をクリックしてファイルを生成します。

ドリルファイルのエクスポート

現在のドキュメントの単一レイヤーまたはすべてのレイヤーのドリルデータをエクスポートするには、メインメニューからView » NC Editorを選択してNCエディターモードに切り替え、File » Export » Drillを選択して Export Drill Dataダイアログを開きます。このダイアログで、ドリルデータをエクスポートする特定のレイヤー、またはすべてのレイヤーを選択します。

ダイアログの Header 領域では、必要なパートプログラムヘッダー情報を指定できます。

 Units ボタンと Tool Table ボタンをクリックすると、それぞれデータ形式と定義済みツールを変更できます。

エクスポートするデータでステップ&リピートコードを使用するかどうかや、レポートファイルを生成するかどうかも選択できます。

エクスポートオプションを必要に応じて設定したら、 Save ボタンをクリックします。 Write Drill ダイアログが表示されます。

このダイアログで、エクスポートするドリルファイルの保存先を指定します。生成されるデータファイルには、デフォルトで cam.drlという名前が付けられます。名前フィールド内をクリックすると、ファイル名を変更できます。必要に応じて、名前フィールド内を再度直接クリックするか、エントリを右クリックしてコンテキストメニューから File Extensions コマンドを選択することで、ファイル拡張子も変更できます。その結果表示される Enter Value ダイアログで、新しい拡張子を入力できます。

  • ドリルファイルには、各ドリルビットのツール番号と、そのビットを基板上で使用する各箇所のX座標およびY座標が含まれます。
  • 生成されるレポートファイルには、デフォルトで cam.rpt という名前が付けられ、使用するツールの概要と、現在のドキュメントで各ツールに指定されているドリル位置の数が含まれます。このファイルは、ドリルデータファイルと同じフォルダーに保存されます。
  • パートプログラムヘッダーは、ツールデータや切削情報の読み込みなど、セットアップおよび初期化処理に使用されます。
  • ステップ&リピートコマンドは、面付けやデータ配列などの機能で使用できます。基本的には、同一のシーケンスを繰り返し記述する代わりにループコードを使用できるため、生成されるファイルのサイズを削減できます。

現在のドキュメントの指定したレイヤーのドリルデータをエクスポートするには、メインメニューからView » NC Editorを選択してNCエディターモードに切り替え、メインメニューから File » Export » Save Drill コマンドを選択します。コマンドを実行すると、 Export Drill Data ダイアログが表示されます。このダイアログで、ドリルデータをエクスポートする特定のレイヤーを選択します。 Units ボタンをクリックすると、 NC Drill Export Settings ダイアログでデータ形式を変更できます。

エクスポートオプションを必要に応じて設定したら、 OK ボタンをクリックします。 Write Drill ダイアログが表示されます。このダイアログで、エクスポートするドリルファイルの保存先を指定します。生成されるデータファイルには、デフォルトで cam.drlという名前が付けられます。名前フィールド内をクリックすると、ファイル名を変更できます。必要に応じて、名前フィールド内を再度直接クリックするか、エントリを右クリックしてコンテキストメニューから File Extensions コマンドを選択することで、ファイル拡張子も変更できます。その結果表示される Enter Value ダイアログで、新しい拡張子を入力できます。

ドリルファイルには、各ドリルビットのツール番号と、そのビットを基板上で使用する各箇所のX座標およびY座標が含まれます。

ミリング/ルーター加工データのエクスポート

現在のドキュメントからミリング/ルーター加工データをエクスポートするには、メインメニューから File » Export » Mill/Rout コマンドを選択します。コマンドを実行すると、 Export Mill/Rout Data ダイアログが表示されます。このダイアログで、現在のドキュメントの個別のレイヤーのデータをエクスポートするか、すべてのレイヤーのデータをエクスポートするかを選択します。ダイアログの Header セクションは読み込み済みです。ヘッダーを変更する必要がある場合は、ウィンドウ内の情報を直接編集してください。

 Units ボタンを押して Mill/Rout Export Settings ダイアログを開き、エクスポートするファイルの数値形式を定義します。

 Tool Table ボタンを押して Tool Table ダイアログを開き、ドリルツールの定義を変更します。

設計でステップ&リピート配列を使用している場合は、エクスポートするデータファイルで Use Step & Repeat Codes (M25) オプションを有効にできます。

 Save ボタンをクリックすると、 Write Mill/Rout ダイアログが表示されます。このダイアログで、エクスポートするファイルの保存先を指定します。デフォルトでは、生成されるデータファイルの名前は cam.rte になります。名前フィールド内をクリックすると、ファイル名を変更できます。必要に応じて、名前フィールド内を直接クリックするか、エントリを右クリックしてコンテキストメニューから File Extensions を選択することで、ファイルの拡張子も変更できます。続いて表示される Enter Value ダイアログに、新しい拡張子を入力します。

DXFのエクスポート

現在のドキュメントで選択したレイヤーを、AutoCADで使用できる .dxf 形式でエクスポートするには、メインメニューから File » Export » DXF コマンドを選択します。 コマンドを実行すると、Export DXF/DWG ダイアログが表示されます。ダイアログの上部では、現在のドキュメントのどのレイヤーの情報をエクスポートするかを指定できます。ダイアログの Output Control セクションでは、線を幅ゼロの輪郭としてエクスポートするか、塗りつぶした線(エンドキャップあり、またはなし)としてエクスポートするかを指定できます。また、不要なDコードを除外したり、テキストをポリライン(Pline)に変換したりすることもできます。

必要に応じてエクスポートオプションを設定したら、Save ボタンをクリックします。Write AutoCAD DXF ダイアログが表示されます。このダイアログで、エクスポートするファイルの保存先を指定します。デフォルトでは、生成されるデータファイルの名前は cam.dxf になります。名前フィールド内をクリックすると、ファイル名を変更できます。必要に応じて、名前フィールド内を直接クリックするか、エントリを右クリックしてコンテキストメニューから File Extensions を選択することで、ファイルの拡張子も変更できます。続いて表示される Enter Value ダイアログに、新しい拡張子を入力します。

名前、拡張子、保存先を指定したら、OK をクリックしてファイルを生成します。

  • デフォルトでは、Export DXF/DWG ダイアログで、現在のドキュメント内で検出されたすべてのレイヤーがエクスポート対象として選択されています。

  • 塗りつぶした線にエンドキャップを使用するのは軍用規格に基づくもので、エクスポートしたイメージがAutoCAD上でCAMドキュメントとまったく同じように表示されます。

  • ガーバー情報から作成したDXFファイルは、非常に大きくなることがあります。線の出力オプションに Zero Width を使用すると、生成されるファイルのサイズを小さくできます。

  • エクスポートするDXFファイルから、複数のDコードを除外できます。Dcode Filter フィールドでDコードを指定する際は、カンマやスペースで区切り、D プレフィックスは含めないでください。たとえば、10, 19 と入力すると、Dコード D10 および D19 を使用するすべてのオブジェクトが、生成されるDXFファイルにエクスポートされなくなります。

部品重心のエクスポート

現在のドキュメントの部品リストをエクスポートするには、メインメニューから File » Export » Part Centroids または Tables » Parts コマンドを選択します。 コマンドを実行すると、Export Part Centroids ダイアログが表示されます。部品情報が表示されるのは、あらかじめ部品を作成してグループ化している場合のみです(必要に応じてリファレンスデジグネーターを割り当てることもできます)。各部品について、以下の情報が表示されます。

  • Ref. Des. - 部品に割り当てたリファレンスデジグネーター(割り当てられている場合)。
  • X - 部品の中心十字マークの中心のX座標。
  • Y - 部品の中心十字マークの中心のY座標。
  • Board Side - 部品が表面実装(TopまたはBottom)か、スルーホール実装(Thru)か。
  • Rotation - 部品の向き。
  • Part Name - 部品に付けられた説明(例:DIP14)。

Export List ボタンをクリックすると、Write Centroid Parts ダイアログが開きます。このダイアログで、エクスポートするファイルの保存先を指定します。デフォルトでは、生成されるデータファイルの名前は cam.pcf になります。名前フィールド内をクリックすると、ファイル名を変更できます。必要に応じて、名前フィールド内を直接クリックするか、エントリを右クリックしてコンテキストメニューから File Extensions を選択することで、ファイルの拡張子も変更できます。続いて表示される Enter Value ダイアログに、新しい拡張子を入力します。

名前、拡張子、保存先を指定したら、OK をクリックしてファイルを生成します。

ダイアログ内で変更した情報は、エクスポート時にのみ適用され、ドキュメント内に作成された部品には反映されません。意図しない変更を加えた場合は、ダイアログを閉じて開き直すだけで、元の情報が表示されます。

アパーチャリストのエクスポート

現在のドキュメントのアパーチャリストを生成するには、 メインメニューから File » Export » Aperture List コマンドを選択します。コマンドを実行すると、Write Aperture List ダイアログが表示されます。このダイアログで、エクスポートするファイルの保存先を指定します。デフォルトでは、生成されるデータファイルの名前は Aper.lst になります。名前フィールド内をクリックすると、ファイル名を変更できます。必要に応じて、名前フィールド内を直接クリックするか、エントリを右クリックしてコンテキストメニューから File Extensions を選択することで、ファイルの拡張子も変更できます。続いて表示される Enter Value ダイアログに、新しい拡張子を入力します。

生成されたレポート(デフォルトでは自動的に開きません)には、数値形式の情報に加え、設計で使用されているすべてのDコードの情報が含まれます。

アパーチャライブラリのエクスポート

現在の設計ドキュメントで定義したすべてのカスタムアパーチャ形状を含むカスタムアパーチャライブラリファイルを生成するには、 メインメニューから File » Export » Aperture Library コマンドを選択します。コマンドを実行すると、Write Aperture List ダイアログが表示されます。このダイアログで、エクスポートするファイルの保存先を指定します。デフォルトでは、生成されるデータファイルの名前は Aper.lib になります。名前フィールド内をクリックすると、ファイル名を変更できます。必要に応じて、名前フィールド内を直接クリックするか、エントリを右クリックしてコンテキストメニューから File Extensions を選択することで、ファイルの拡張子も変更できます。続いて表示される Enter Value ダイアログに、新しい拡張子を入力します。

ビットマップのエクスポート

CAMドキュメントのデータをビットマップとして保存するには、 メインメニューから File » Export » Bitmap (*.BMP) コマンドを選択します。コマンドを実行すると、カーソルが小さな四角形に変わり、ビットマップに含めるオブジェクトを選択するよう求められます。選択対象に含めたい既存のオブジェクト上にカーソルを合わせ、クリックします。オブジェクトのない場所でクリックすると、選択範囲をドラッグして複数のオブジェクトを選択対象に含めることができます。選択したオブジェクトは累積されます。

必要なオブジェクトをすべて選択したら、右クリックします。Export Bitmap ダイアログが表示されます。このダイアログで、画像の解像度(DPI:1インチあたりのドット数)と配色(モノクロまたはカラー)を指定します。DPI解像度を変更すると、それに応じてビットマップの最終的なピクセルサイズが更新されます。

必要に応じてオプションを設定し、OK をクリックすると、Save Asダイアログが表示されます。ビットマップの保存先と名前を指定し、Save をクリックすると、ビットマップが生成されます。

エクスポートされるビットマップのデフォルトの背景色は白です。

Graphiteのエクスポート

CAMドキュメントのデータをGraphiteバイナリファイル(*.grz)として保存するには、メインメニューからFile » Export » Graphiteコマンドを選択します。コマンドを実行すると、Save Asダイアログが開きます。ファイルの保存先と名前を指定し、Save をクリックすると、ファイルが生成されます。

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