シンプルな配置

概略

この記事では、Altium DesignerでPCB上に部品を配置・調整する基本的な方法を紹介します。設計スペース内で部品を選択、移動、回転、反転、削除する操作に加え、移動の制約、回転設定、デジグネータとコメントの向きなど、配置に役立つ動作についても説明します。また、誤って部品をミラーリングすることなく、基板の反対面へ正しく反転配置する方法も解説します。さらに、接続線を使って関連部品の位置や向きを把握し、配置に役立てる方法や、ネットラインの表示モードを変更して作業中の画面の煩雑さを抑える方法も紹介します。基本的な配置操作と、それらの操作を容易にする視覚的な支援機能をわかりやすくおさらいしたい方は、ぜひ読み進めてください。

- PCB部品の選択、移動、回転、反転、削除に必要な、基本的なキーボードとマウスの操作を学びます。
- 部品を基板の反対面へ反転配置する操作と、同じ面上でミラーリングする操作の違いを理解します。
- 接続線とネットラインの表示モードを活用して、画面の煩雑さを抑えながら、より効率的に部品を配置する方法を確認します。
AIでさらに深掘り:

PCB設計スペースでは、コンポーネントの移動、回転、反転が可能です。これらの操作を行うには、設計スペース内で目的のコンポーネントをクリックして選択します。選択した コンポーネントは、下の画像のように、現在の選択色でハイライト表示されます。

コンポーネントを1回クリックして選択します。コンポーネントを1回クリックして選択します。

  • 選択したコンポーネントをクリックしたままドラッグすると、移動できます。カーソルはコンポーネントの基準点に移動します。ただし、Preferencesダイアログの PCB Editor - Generalページ でSmart Component Snapオプションが有効になっている場合は、最も近いパッドの中心に移動します。 Alt キーを押すと、移動を開始した方向に応じて、移動方向が水平軸または垂直軸に制限されます。

  • コンポーネントがカーソルに追従して移動している間にSpacebarを押すと回転します(Shift+Spacebarを押すと逆方向に回転します)。 デフォルトの回転角度は90度です。この設定を変更するには、PreferencesダイアログのPCB Editor - GeneralページにあるRotation Stepの値を変更します。

    コンポーネントを回転させる際、DesignatorおよびCommentの文字列は、向きを維持するか、フットプリントと一緒に回転するように設定できます。この動作は、これらの文字列のAutoposition設定によって制御されます。デフォルト値は、PreferencesダイアログのPCB Editor - Defaultsページ で、デフォルトのComponent を編集することで設定できます。なお、デフォルト値を設定しても、配置済みのコンポーネントには影響しません。

  • コンポーネントがカーソルに追従して移動している間にLキーを押すと、基板の反対側に反転します。

    XキーやYキーは使用しないでください。これらのキーではコンポーネントがミラー反転するだけで、レイヤーは変更されません。XまたはY のキーボードショートカットを使ってコンポーネント(またはコンポーネントを含むルーム)をミラー反転すると、基板の同じ面上でミラー反転する意図であることを明示的に確認する警告ダイアログが表示されます。デフォルトでは No ボタンがハイライト表示されるため、ミラー反転を実行するには、意識的に Yes をクリックする必要があります()。フットプリントがミラー反転されたコンポーネントは、PCB Health Check Monitorツールや、ライブラリからフットプリントを更新する際に検出できます。

  • Deleteを押すと、選択したコンポーネントがPCBから削除されます。

コネクションラインは、コンポーネントの配置時に、互いに接続されるコンポーネントの位置や向きを決めるうえで非常に役立ちます。コンポーネントを移動すると、各コネクションラインが同じネット名を持つほかのオブジェクトへの最短経路をたどるように、動的に最適化されます。

コネクションラインを利用して、コンポーネントの位置や向きを決めます。
コネクションラインを利用して、コンポーネントの位置や向きを決めます。

表示が煩雑になるのを防ぐため、コンポーネントの移動中は、そのコンポーネントに接続されているものを除き、すべてのコネクションラインが非表示になります。 N キーを押すと、ネットライン接続モードが順番に切り替わります。以下のモードがサポートされています。

  • Pad to Pad - 移動中のコンポーネントのパッドと、基板上の同じネットに属する最も近いパッドとの間に、コネクションラインが表示されます。
  • Breaks - 移動中のコンポーネントのパッドと、基板上の同じネットに属するトラックの途切れた箇所との間に、コネクションラインが表示されます。
  • Hidden - コネクションラインが非表示になります。

現在のネットライン接続モードは、 Status Bar および Heads Up Display に表示されます。

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