アクティブPCBデザインをPCBパネルを使用して閲覧する
Altium Essentials: PCB Viewing and Navigation
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概略
- PCBパネルの用途、開き方、およびさまざまなPCB設計要素の参照や管理に使用できるパネルモードを学びます。
- Normal、Mask、Dimの各モードに加え、Select、Zoom、Clear Existingなどのオプションを含め、視覚的なフィルタリングの仕組みを理解します。
- ミニビューアーに現在の基板ビューがどのように反映されるか、また、ミニビューアーを使ってアクティブなPCB設計内をパンやズームで移動する方法を確認します。
PCBパネルのモード
概要
PCBパネルでは、さまざまなフィルターモードを使用して現在のPCB設計を参照し、一覧表示、ハイライト表示、または選択するオブジェクトの種類や設計要素を指定できます。また、特定のオブジェクトの種類や設計要素に対応した編集モードも備えており、編集作業専用のコントロールを利用できます。パネルに表示されている各要素のプロパティにもアクセスできます。
パネルへのアクセス
PCBエディターがアクティブな状態で、設計スペースの右下にあるPanels ボタンをクリックし、メニューから PCB を選択します。または、メインメニューのView » Panels » PCB コマンドからパネルにアクセスすることもできます。
パネルのモード
PCBパネルの機能は、使用するモードによって変わります。パネル上部のドロップダウンをクリックすると、各パネルモードにアクセスして選択できます。

利用可能な各種パネルモード。
- Nets – ネットの参照と編集に使用します。詳細については、「PCBの接続性について」ページの「ネットの参照」セクションを参照してください。
- xSignals – PCB内のxSignalsの管理に使用します。 詳細については、「xSignalsの管理」ページを参照してください。
- Components – コンポーネントの参照と管理に使用します。 詳細については、「コンポーネントの配置」ページの「コンポーネントの参照」セクションを参照してください。
- From-To Editor – ユーザー定義のFrom-Toの追加と削除に使用します。 詳細については、「PCBの接続性について」ページの「カスタムトポロジーの適用」セクションを参照してください。
- Split Plane Editor – 分割プレーンの表示と管理に使用します。 詳細については、「内部電源プレーンと分割プレーン」ページの「分割プレーンの確認と編集」セクションを参照してください。
- Differential Pairs Editor – 差動ペアの作成と編集に使用します。 詳細については、「差動ペア配線」ページの「PCB上の差動ペアの表示と管理」セクションを参照してください。
- Polygons – ポリゴンの参照と管理に使用します。 詳細については、「信号層のポリゴン」ページの「ポリゴンの参照」セクションを参照してください。
- Hole Size Editor – パッドおよびビアオブジェクトの穴の参照と管理に使用します。 詳細については、「パッドとビアの操作」ページの「パッド穴とビア穴の参照」セクションを参照してください。
- 3D Models – 3Dモデルの参照と管理に使用します。 詳細については、「3Dボディを操作するための追加ツール」ページの「3Dボディの参照」セクションを参照してください。
- Structure Classes – 構造クラスの参照と管理に使用します。 詳細については、「回路図とPCBでのクラスの操作」ページの「クラス構造階層の参照」セクションを参照してください。
- Layer Stack Regions – リジッド設計とフレックス設計のレイヤースタック領域の設定に使用します。 詳細については、「リジッドフレックスPCBの設計」ページの「レイヤースタック領域と折り曲げ線の参照」セクションを参照してください。
- Unions – ユニオンと、ユニオンに含まれるプリミティブの参照および管理に使用します。 詳細については、「ユニオンの操作」ページの「ユニオンの管理」セクションを参照してください。
- Pad & Via Templates – パッドおよびビアのテンプレートの参照と管理に使用します。 詳細については、「パッド/ビアテンプレートの操作」ページの「PCB設計スペース内でのパッドまたはビアの検索」セクションを参照してください。
視覚的フィルタリングの設定
設計エディターウィンドウ内のドキュメントに適用されるフィルタリングの表示結果は、パネル上部にある一連のハイライトコントロールによって決まります。エディター表示に適用する効果は、Normal、Mask、またはDimに設定できます。 実際には、Maskのハイライト効果が最も明確です。 フィルタリング機能は、オブジェクトが密集した設計スペースで非常に効果的で、PCB Rules and ViolationsパネルやPCB Filterパネルでも使用できます。
Normal/Mask/Dimドロップダウンリストには、設計エディターウィンドウ内でフィルター対象のオブジェクトと対象外のオブジェクトを視覚的に区別するためのオプションがあります。

マスキングモードのドロップダウンリストで、適用する視覚的フィルタリングの種類を選択します。
各マスキングモードの視覚的なハイライト効果:
- Normal - フィルター対象のオブジェクトは設計スペースに表示され、対象外のオブジェクトの外観は変わりません。
- Mask - フィルター対象のオブジェクトは設計スペースでハイライト表示され、それ以外のオブジェクトはすべてモノクロ表示になります。
- Dim - フィルター対象のオブジェクトは設計スペースでハイライト表示され、それ以外のオブジェクトはすべて色を維持したまま暗く表示されます。
表示を薄くする度合いは、View ConfigurationパネルのView OptionsタブにあるMask and Dim SettingsセクションのDimおよびMask スライダーで調整します。- 詳細はこちら。
フィルターオプション
パネルの3つのチェックボックスでは、次のフィルター動作を適用します。
- Select - 有効にすると、フィルター対象のオブジェクトが設計スペースで選択されます。
- Zoom - 有効にすると(デフォルト)、フィルター対象のオブジェクトが設計エディターウィンドウ内でズーム表示され、可能な場合は中央に配置されます。Zoom Levelボタンを使用して、フィルター対象のオブジェクトを拡大表示する際のズーム倍率を調整します。
- Clear Existing - 有効にすると(デフォルト)、新しいフィルターを適用する前に既存のフィルターがクリアされます。このオプションを無効にすると、既存のフィルターを拡張できます。つまり、既存のフィルターに加えて新しいフィルターを適用することで、さらに絞り込むことができます。
これらのオプションは、任意の組み合わせで有効にできます。たとえば、マスキングを適用して他の設計オブジェクトによる煩雑さを抑えながら、フィルター対象のすべてのオブジェクトを設計エディターウィンドウ内でズーム表示し、中央に配置して選択することができます。
現在適用されているフィルターを無効にするには、Clearボタンをクリックします。設計スペース内のすべてのオブジェクトが完全に表示され、選択や編集が可能になります。フィルターを再適用するには、Applyボタンをクリックします。
パネルのミニビューアー
PCBパネルの下部には、現在のドキュメントのミニビューアーがあり、その中央にPCB基板の画像が表示されます。画像には白い表示枠が重ねて表示され、設計エディターウィンドウに現在表示されている領域を示します。PCBパネルでのフィルター選択に応じてエディターの表示が自動的にパンおよびズームすると、この枠もそれに合わせて移動したり大きさが変わったりして、基板の表示領域を示します。
設計エディターウィンドウで、エディターの水平・垂直スクロールバーや右クリックによる手のひらツールを使用してドキュメントを手動でパンすると、パネル内の表示枠もそれに合わせて移動します。逆に、表示枠の内側をクリックして基板画像上でドラッグすると、設計エディターウィンドウのドキュメントが現在のズームレベルを維持したまま、それに合わせてパンします。
設計エディターウィンドウでズームインまたはズームアウトすると、パネル内の表示枠のサイズもそれに合わせて変わります。逆に、パネル内の表示枠のいずれかの頂点をクリックしてドラッグし、枠のサイズを変更すると、設計エディターウィンドウのズームレベルが変わります。表示枠が小さいほど、実際のドキュメントはより大きく拡大表示されています。